6/26 OA楽曲とコメント

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ダヴィドフ作曲 泉のほとりで
演奏:堤剛vc

ダヴィドフはドイツ人のチェリストですが生涯をロシアで活躍し今日のロシアチェロ界の基礎を作った人です。
「泉のほとりで」と言う曲名からはゆっくりとして流れる様な楽曲を連想しますが聞いてみるととっても軽快で忙しい曲です。オリジナルがチェロの曲なんですがとても難しい曲です。
堤さんの録音はアメリカでシュタルケルの下で研鑽を積んだあとカナダのロンドンに移られた頃の録音かと思います。

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G.マーラー作曲交響曲第1番第3楽章
レナード・バーンスタイン指揮アムステルダムコンセルトヘボウ管弦楽団

マーラーが書いた最初の交響曲です。後の交響曲に良く出て来る頽廃した雰囲気は薄く青春の息吹が感じられます。
この楽章は冒頭、コントラバスのソロが弱々しくつぶやく様に歌います。

6/19 OA楽曲とコメント

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F.ショパン作曲:チェロソナタト短調
演奏:堤剛vc、中村紘子pf

堤さんは戦後斎藤秀雄先生が桐朋子供のための音楽教室を作られてのチェロ第1号が堤さんだったんですね。
その前には上手なチェリストは居ても自分の技術を何故上手に弾けるかを分析して、それを普遍的な奏法メソッドとして体系されなかったです。
教育を始めてこんなに早く上手なチェリストが出て来てみんなビックリでした。高校生がプロのチェリストを遥かに凌ぐ演奏をしたんですから。日本一のオーケストラであるNHK交響楽団のソリストとしてアメリカ演奏旅行に随行して一番驚いたのは日本の人々でした。それで斎藤メソッド桐朋メソッドが評価を受けました。また、そんな素晴らしい作品は堤さんだけdrはなくその後ドンドン上手なチェリストが後に続いたのでやはり斎藤メソッドは本物だということに確立しました。
そんな堤さんが同じくN響とアメリカ演奏旅行にソリストとして帯同した中村紘子さんと共演したのがこのレコードです。

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G.マーラー作曲:ピアノ四重奏
演奏:M.アルゲリッチとお友達。

マーラーの若い頃の作品です。マーラーの作品の殆どは交響曲です。それも第8交響曲で代表されるようにフルオーケストラに 様々な打楽器や滅多に使われた事が無い楽器を加えたり、何百人もの大合唱を加えたりこれでもか、と言うほど音の厚みや違う音色の重なりを追求しました。
ピアノと弦楽トリオの組み合わせで音色の多彩さはない編成ですが、それでも全体の響はマーラー的です。

6/12 OA楽曲とコメント

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A・ピアソラ作曲:リベルタンゴ
演奏:ヨーヨーマその他

テレビの威力は恐ろしいと思うのはこの曲です。
それまでタンゴと言えばラ・クンパルシータとか碧空と言う4拍子の曲を大きなバンドで演奏するものだったのがこのヨーヨーマの演奏で一躍ヨーヨーマもピアソラも有名になりました。僕ら昔の人間はやっぱりフランシスコ・カナロの様なのがタンゴと言うイメージなんですがね。

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G・プッチーニ作曲:歌劇蝶々夫人より「ある晴れた日に」
演奏:レオンタイン・プライス(ソプラノ)ラインスドルフ指揮

プッチーニは人生の最後の方に外国それもエキゾチシズムを掻き立てる作品を多作しました。トゥーランドットやこの蝶々夫人です。蝶々夫人の悲しい物語ですが相手役のピンカートンは僕から見るとこの野郎と思います。こんな可愛い女性を弄んでと日本人であることもあるんですが。
でも、曲は素晴らしいですね。オペラはプッチーニです。

5/29 OA楽曲とコメント

今週も、5月7日にマイスターホールで行われた公開録音で演奏された曲をお送りしました。

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F.メンデルスゾーン作曲:5月のそよ風

こちらも「無言歌集」の中の1曲ということもあり、メロディーの柔らかさ、温かさが特徴の1曲。
オーストリア出身の世界的ヴァイオリニスト、フリッツ・クライスラーなどによって 編曲されたバージョンも存在しています。 5月のさわやかな季節にぴったりの曲でした。

5/22 OA楽曲とコメント

先週に引き続き、5/7に甲府のマイスターホールで行われた公開録音で演奏された曲をお送りしました。

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F.メンデルスゾーン作曲:ヴェニスのゴンドラの歌
F.メンデルスゾーン作曲:無言歌集より春の歌
F.メンデルスゾーン作曲無言歌集より甘い思い出

メンデルスゾーンの曲には他の作曲家同様特徴がありますね。
第一にせわしない事。ゆっくりした楽章でも何処かで何かが動いてる。落ち着かない曲が多い様に思います。それは性格的な原因と、もう一つはピアノが上手な人は音符の少ない曲を弾く時つまらなさそうに弾く傾向が有ってつい楽譜に無い音を入れて弾いたりします。それと同じで音符が少ないとじっとしておれない事があります。
これらの曲は落ち着いてますね。 春の歌は少しテンポの早い曲ですが。
メンデルスゾーンらしい清楚な美しいメロディです。

5/15 OA楽曲とコメント

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宮城道雄作曲:春の海
演奏:公ちゃんvc、斎藤律子pf

いよいよ、5/7の甲府マイスターホールでの公開録音の登場です。
多数のお客様にお越し頂き有難うございました。
最初に演奏したのがこの曲で、今回は春に因んだ曲をやろうと選びました。
宮城道雄は筝の盲目の名手で、この曲は尺八と琴のために作曲されたんですがのちにアメリカ人の女流ヴァイオリニストが自分で演奏するようにヴァイオリンとピアノ用に編曲しました。
長閑な春の海に浮かぶ舟。
風が出て来て波が荒くなるに連れ舟も波と戯れます。

E.グリーグ作曲:春に(叙情小曲集より)
演奏:①に同じ

ノルウエーの歴史上最高の作曲家グリーグの書いたピアノ曲の編曲です。北欧の春は遅くやって来てあっという間に去って行きます。長く閉じ込められた冬から春を迎える気持ち、何かしらウキウキする気分。そんな気持ちを表しているように思います。

5/8 OA楽曲とコメント

住野さんのCD「夢の後に」

F.メンデルスゾーン作曲:歌の翼
演奏:公ちゃんvc、原田康子pf

僕公ちゃんの演奏による歌の翼です。僕は子供の頃にヴァイオリンを習っていました。SUZUKIの教本でやってたのですがどの曲も好きになれず中々捗りませんでした。そんな中にこの曲が有りとても良い曲だと思った記憶があります。
メンデルスゾーンらしい素直で美しい曲ですね。

F.シューベルト作曲:弦楽五重奏曲ハ長調第一楽章
演奏:シュターミッツSQ、公ちゃん(第一チェロ)

シューベルトは亡くなる直前に書かれた作品で、弦楽五重奏曲としては珍しくチェロを2本使ってます。モーツァルトの名曲である五重奏曲はヴィオラを2本使っているのに対して曲の重心が下がってきます。鈍重さを嫌うモーツァルトに対して浮薄さを嫌うシューベルトとの違いでしょうか?

5/1 OA楽曲とコメント

住野さんのCD「夢の後に」

G.フォーレ作曲:エレジー
演奏:公ちゃんvc、原田康子pf

フォーレの初期の作品は美しいメロディや歌に溢れた心地良い曲が多いですが、後期の作品は歌がほとんど無くなります。それでフランス印象派と呼ばれてるんだと思います。
このエレジーは冒頭にピアノがフォルテでハ短調の和音を弔いの鐘のようでも悲痛な心の叫びのような音楽を背景にチェロが心の底から込み上げて来る悲しみを歌います。
中間部では楽しかった昔を懐かしむ様にチェロが追憶のメロディを奏でたと思うと又増幅された悲しみが込み上げて来て頂点を迎えます。そして、又回想、思い出、そして最後は静かに消えて行きます。
公ちゃんは立命館大学の頃東海先生に初歩としてバロックのソナタを色々勉強した後、この曲を課題として与えられ奮闘した思い出が有ります。その東海先生も既にお亡くなりになりました。

L.V.ベートーベン作曲:チェロソナタ第3番イ長調 第1楽章
演奏:公ちゃんvc、斎藤律子pf

5月7日に甲府市のマイスターホールで行われる、この番組の公開録音会が近づいて来ましたので出演者の公ちゃんと斎藤律子さんの演奏からこの曲を選曲しました。
ベートーベンはチェロソナタを5曲書きました。メンデルスゾーン、ブラームスフォーレが夫々2曲、書かなかった作曲家も大勢います。ベートーベンにはデュポールと言う名チェリストが友人にいて、彼の演奏を聴いたり助言を得て5曲ものチェロソナタを書く事ができたんですね。我々はデュポール先生に感謝しなくてはなりません。
この曲はチェロソナタの中でも最も有名で演奏回数も多い作品でチェロソナタの王様と言っても良いでしょうか?
僕の家で不定期ですが親しいお客様に集まって貰って開いている「公ちゃん with friends」の録音です。

4/24 OA楽曲とコメント

「公ちゃんの黄昏ドキはcello気分」公開録音イベント開催のお知らせ

日時:2016年5月7日(土)午後3時スタート

場所:甲府市川田町 アリア マイスターホール

出演:住野公一・春ななみ ゲスト:齋藤律子(ピアニスト)

応募締切:4月26日(火)24時
まもなく締切です!!

好評につき第三回目の公開録音が開催決定!80名様限定・無料ご招待です。FM FUJIのホームページから、ご応募お待ちしています!!

FM-FUJIホームページからのご応募はこちら

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E.ショーソン作曲:ヴァイオリン、ピアノと弦楽四重奏にための協奏曲
演奏:ジョシア・ベルvn他

ショーソンはお父さんが彼の将来の生活の為にと希望していた弁護士の道を進み、弁護士の資格を取ったものの音楽の道を捨てきれず25歳でパリ音楽院に入学しマスネの元で勉強し後年フランクにも師事しました。
この曲は珍しい室内楽曲で、題名はコンセールつまり弦楽四重奏をテュッティとしてのヴァイオリンとピアノの協奏曲ですが、そういう側面も持ちつつ6重奏曲の側面も持っているというハッキリしない曲です。
ショーソンの代表作品はヴァイオリンの為の詩曲ですが交響曲と同じ位に演奏される機会が有ります。

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小林有沙さん演奏
F.クライスラー作曲ラフマニノフ編曲「愛の喜び」

クライスラーはウイーンが生んだヴァイオリンの名手。後年アメリカに移って活躍しました。彼も自分が演奏する為に色んな曲を作曲しましたが、パガニーニと違う点はあまり技巧的な曲は書いて無い点ですね。優しくて素晴らしい曲が多くしかも短いので演奏家がアンコールによく取り上げてます。
ラフマニノフはロシア革命でアメリカに移った時にクライスラーと知り合い共演もしました。その時にこの曲を知ったんでしょうそれをピアノに編曲して自分のレパートリーにしました。