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4/16 OA楽曲とコメント

グァルネリカルテット

W.A.モーツァルト作曲:弦楽四重奏曲第15番ニ短調第1楽章
演奏:グアルネリ四重奏団

モーツァルトは600余りの作品の中で短調の曲は少なく、しかしその数少ない短調の曲はどれも心を打つ名曲ばかりです。
ステージパパであったレオポルトは彼に難解な曲は書くなと生涯言い続けたそうです。難解な曲は貴族などに人気がなく売れないという理由です。レオポルトが亡くなるまでのモーツァルトの曲は明るく単純な曲が多いのはモーツァルトが父を怖れていたか、親父の言う事っを素直に聞いていたからでしょう。レオポルトが亡くなってから彼は本当に自分が書きたい作品を書きました。
ニ短調の名曲と言えば最後の作品であるレクイエムが有ります。自分も病気になって生死を彷徨っていた時に謎の人物にレクイエムの作曲を依頼され全エネルギーを注ぎ込んで最後には力尽きて途中でなくなりました。
このモーツァルトのカルテットの中で唯一の短調の曲ですが死に向かって突き進む迫力が有りますね。
グアルネリ四重奏団は僕が最も好きなカルテットのひとつです。

クナッパーツブシュ

F.シューベルト作曲:交響曲第九番ハ長調第1楽章
演奏:ハンス・クナッパーツブシュ指揮、ウイーンフィルハーモニー管弦楽団

クナッパーツブシュという指揮者はエピソードの多い人ですね。頭の病気だったようで頭を下げると気分が悪くなるらしく演奏会でも出てきてちょっと会釈して拍手が収まるのを待たずに指揮棒を振り下ろすんです。ぶっきらぼうですが人の良いおじさんと言う感じでオーケストラのみんなから愛されいました。練習嫌いは有名で練習で固めた様な演奏よりその日の気分即興性を重んじた様です。
シューベルトの最後の交響曲を堂々と揺るぎなく演奏しています。

4/9 OA楽曲とコメント

ハリウッド

L.V.ベートーベン作曲:弦楽四重奏曲第15番イ短調
演奏:ハリウッド弦楽四重奏団

西海岸を代表するカルテットです。
クラシック音楽は東海岸の方が人気が有り、西海岸は映画音楽やポピュラー音楽の方が人気有りました。それは今も変わりませんが。
ハリウッドカルテットは4人の音色も明るく良く歌うカルテットでハーモニーよりもメロディを重視している様に感じます。
ベートーベンの後期のカルテットは前期と比べるとどの楽器パートにもほぼ均等に主導権が割り振られております。ともすると、それが横線のメロディよりも立ての揃いを重視し却ってつまらない演奏になったりする事があります。
何処までもふくよかで歌のある演奏ですね。

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L.V.ベートーベン作曲:交響曲第7番イ長調より第4楽章
演奏:フリッツ・ライナー指揮シカゴ交響楽団

ベートーベンの交響曲の傑作です。舞踏の進化と言われる曲でリズムが全曲中の要になっています。
演奏しているシカゴ交響楽団の正確で生き生きしたリズムはフリッツ・ライナーの訓練賜物です。彼は物凄い自信家でそれ故周りの人と絶えず衝突をしていますがこの演奏聴くと彼の自信は決して過信では無かった事が分かりますね。

4/2 OA楽曲とコメント

クロノス四重奏団

クロノス弦楽四重奏団 演奏
ベン・ジョンストン作曲
「アメイジング・グレイス」

アメイジンググレイスはみんな知ってるポピュラーな曲です。クラシックとポピュラーの間みたいな曲ですね。
でも、ポピュラー得意のクロノスカルテットが演奏すると現代音楽に聴こえてしまいます。
クロノスカルテットは弦楽四重奏というクラシックの真ん中の分野でポピュラーミュージックを演奏するという新しい分野に初登場した団体です。
今迄、ベートーベンとかモーツァルトとかでしか聴いたことがなかった弦楽四重奏の分野でロックやジャズ、ポピュラーミュージックを演奏したのでとても新鮮で受けたんだと思います。

クレンペラー

L.V.ベートーベン作曲 交響曲第9番合唱より第1楽章
演奏:オットー・クレンペラー指揮フィルハーモニア管弦楽団

クレンペラーは長身の指揮者でエピソードの多い人でした。脳の病気で演奏中に指揮台から落下したり、寝タバコして枕に火が移りそれを消そうとして間違ってベンジンをふりかけ火だるまになったとか、気の毒な災難に遭ってます。
しかし、晩年の彼の音楽は純粋で聴衆に媚びることもなく、遅めのテンポで堂々としています。

3/26 OA楽曲

ヴェーグ

ベートーヴェン作曲
弦楽四重奏曲 第11番 セリオーソ 4楽章
ヴェーグ四重奏団 演奏

アンセルメ

エルネスト・アンセルメ指揮
ボロディン作曲
オペラ イーゴリ公から「ダッタン人の踊り」
スイス ロマンド管弦楽団

3/19 OA楽曲とコメント

アマデウスカルテット

J.ブラームス作曲:弦楽6重奏曲 第1番 第2楽章
演奏:アマデウスSQ+アルノビッツva+プリースvc

僕が若い頃恋人達という映画が作られました。その映画の中でこの曲が使われて一時有名になりました。
エリア・カザンの映画 「ブラームスはお好き」で使われたのが同じブラームスの交響曲第3番の第3楽章です。何故かブラームスの曲は映画によく使われますね~。きっと、甘さと渋さが程よくミックスされているからででょうか?
イギリスの弦楽四重奏団であるアマデウスSQは4人中3人がウイーン生まれという事からかウイーン所縁の作曲家を得意にしています。新しい感覚でウイーン風の伝統を音楽にしています。

ストコフスキー

J.S.バッハ作曲L.ストコフスキー編曲:トッカータとフーガニ短調

ストコフスキーはバッハの色んな作品をオーケストラに編曲しています。オルガン曲というのがカトリック教会の様にオルガンが無いと演奏出来ません。それをオーケストラに編曲すると普通の演奏会場で聴くことが出来ます。そして、弦・管色んな楽器の音色が混じりあって音楽が色彩的になります。彼の編曲お陰であまり聴かれる機会の無いバッハ作品が随分大衆化されました。音の魔術師ストコフスキーならではの芸術です。

3/12 OA楽曲とコメント

ファインアーツ

ジャン・マルティノン作曲:弦楽四重奏曲第3番
演奏:ファイン・アーツ弦楽四重奏団

ファイン・アーツ弦楽四重奏団はシカゴ交響楽団の奏者等で結成されたカルテットでラジオ放送で弦楽四重奏曲を流すためにスタジオで演奏していました。ホールのような会場で観客を集めた中でのコンサートはやらなかったんです。
アメリカも農村が潤ってきましたが人口の少ない所では音楽会などは開かれません。農村の人々がクラシック音楽を聴くには何時間も車に乗って出掛けねばなりませんでした。それを解消してくれたのがラジオ放送で大変な好評を得ました。
丁度、NBCがトスカニーニと契約して世界一のオーケストラを用意してスタジオ録音をラジオ放送開始した後でメディアの力は凄いという事が音楽界でも認知されました。後年カラヤンが映像を音楽にくっつけて市場拡大しましたがその先駆けでした。

ロジンスキー

D.ショスタコーヴィチ作曲:交響曲第5番4楽章
演奏:アルトゥール・ロジンスキー指揮ロンドンフィルハーモニー管弦楽団

ショスタコーヴィチがスターリンの音楽文化介入を受け入れ政治方針に沿った形の中に彼の心情や批判を分からないように盛り込んだのがこの交響曲で、最も有名な作品です。
第4楽章は悲しみや苦しみを乗り越えての凱旋のシーンであると言われており多くの指揮者は威風堂々とあまり急がないように演奏しますが、ロジンスキーは疾風の如く突撃して行きます。
ロジンスキーはとても感情の激しい人で怒りん坊でした。オーケストラの練習でも彼が思った通りの演奏がなされないとボロカスに怒ります。本人も自覚していて団員に殺されるかも知れないと思っていつもピストルを忍ばせて指揮したという話は有名です。
彼が才能を見出し育てたが、自分のポジションを奪おうとしてると誤解して首を絞めたというバーンスタインも4楽章を疾風怒涛の如くの演奏をレコードではしております。やはりバーンスタインにとっては模範の先生だったんですね。

3/5 OA楽曲とコメント

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I.ストラビンスキー作曲:春の祭典
演奏:ピエール・モントゥー指揮パリ音楽院管弦楽団

ストラビンスキーはバレエ音楽を3つ作曲しました。火の鳥、ペトルーシュカと春の祭典です。それぞれ革新的な作品なのですが中でも春の祭典は非常に革新的な作品で、リズムが小節毎に変わったりハーモニーで不協和音が続いたり、初演の時には演奏が終わった瞬間盛大な拍手が起き、それに対してブーイングが起きて演奏会場は大混乱でした。
その初演時の指揮したのがモントゥーです。彼の指揮は細部にあまり拘る事なく大きな演奏をします。ですが、一流のオーケストラの常任指揮を長い間勤めた事が無いためいわゆる全集ものが殆ど残って無いため一般的にはあまり評価が高いとは言えません。

山田姉妹

さだ・まさし作曲:雨やどり
演奏(歌):山田姉妹

美人の双子さんによる演奏です。古い僕なんか直ぐこまどり姉妹を連想するんですが、山田姉妹は2人とも音大を出られ歌い方はクラシックの歌い方なんです。それが新鮮ですね~。双子さんなのにそれ程そっくりじゃ無いので聞いてみると二卵性なんですね。性格も全然違うみたいです。でも、声の質や歌い方は入れ替わっても分かりません。
とても魅力的なデュエットです。

2/26 OA楽曲とコメント

ベートーベン

L.V.ベートーベン作曲:交響曲第6番田園より第4楽章
演奏:ヘルマン・シェルヘン指揮ルガノ音楽祭管弦楽団

ベートーベンは交響曲を9曲有りそれぞれ新しく試みが見られますが田園は描写音楽が出来る先駆けとなった作品のようです。各楽章に表題が付いていて表現したい情景を言葉にしています。
第4楽章は村人が楽しく踊っていると突然雨や雷が降って来て大混乱する様子がイメージ出来ます。
ヘルマン・シェルヘンと言う指揮者は自分が音楽顧問を務めるアメリカのウエストミンスターレコードに多くの作品を残した事で名声が残っています。
彼の解釈は過去の演奏の伝統には全く囚われず自分の研究と直感で曲作りをしてました。
又、レコード録音用演奏と演奏会とでは燃焼度が違い、実演録音は高く評価されています。

山田姉妹

小坂明子の「あなた」
唄山田姉妹

小坂明子の「あなた」は当時大ヒットした曲で非常に懐かしい気がします。小坂明子はこの曲1曲で歌謡史に名を残しています。
山田姉妹と聞くと僕の年代ではつい、コマドリ姉妹を連想するのですが、山田姉妹はお二人とも音楽大学の出身でオペラの歌い方を身に付けています。でも、子供の頃から唄が好きでピアノも聴き覚えた唄を鍵盤で弾くところからスタートされたそうです。

2/19 OA楽曲とコメント

スメタナカルテット

A.ドヴォルザーク作曲:弦楽四重奏曲「アメリカ」第1楽章
演奏:スメタナ弦楽四重奏団

良くお国ものと言って自国の作品を演奏する時他国の人が演奏するより、より本物だとする意見が多いようです。
その理屈で言えばこの演奏は正にお国もの十八番です。しかし、例えばアメリカの団体の演奏とどこが違うんでしょうか?それは、個性の異なる人達の演奏ですから演奏に違いが有るのは当然です。しかし、彼らスメタナ弦楽四重奏団の演奏は本当にチェコ的なんでしょうか?僕はこの演奏を聴いてスメタナ弦楽四重奏団というのはローカル的と言うよりも国際的な折り目正しい演奏です。

カールシューリヒト

R.ワーグナー作曲:ニュルンベルクのマイスタージンガー「第3幕への前奏曲」
演奏:カール・シューリヒト指揮

ドイツ物を振らせると素晴らしい指揮者のシューリヒトはその実力の割には人気が有りません。玄人好みとか言われてます。彼の指揮したヨハン・シュトラウスは物凄く面白いです。正に玄人好みですね。

2/12 OA楽曲とコメント

ジュリアード

G.ガーシュイン作曲:ララバイ
演奏:ジュリアード弦楽四重奏団

ジュリアード弦楽四重奏団は世界的に有名なニューヨークのジュリアード音楽院の教授達で結成されたカルテットです。
当時まだバリバリの現代音楽であったシェーンベルクとかバルトークをデビュー最初に録音してその正確な演奏にみんなビックリして一躍この団体が有名になりました。それ以来ジュリアードと言えばバルトークという事が定着しました。
ジュリアードSQの特徴は音の出だしが正確で音程も正確なので演奏が透明な印象を与えます。

ブルーノワルター

W.A.モーツァルト作曲:交響曲第40番ト短調第1楽章
演奏:ブルーノ・ワルター指揮コロンビア交響楽団

モーツァルトと言えばト短調、と良く言われる様に決して多くは無いのですがどれもが傑作です。交響曲ではこの40番と25番です。
ワルターはモーツァルトを得意にしており取分けこの曲は十八番と言われております。ワルターはトスカニーニなどの20世紀の大指揮者の中で唯一ステレオに録音しました。CBSが心臓病を患ってビバリーヒルズで静養していたワルターを引っ張り出すためハリウッドにワルター専用オーケストラを結成して成功しました。おかげで現在素晴らしい音楽を聴く事が出来ます。