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7/8 OA楽曲とコメント

IMG_2439オーマンディ

H.ヴュータン作曲ヴァイオリン協奏曲第4番第2楽章、演奏:ジノ・フランチェスカッティvn、オーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団

ヴァイオリン協奏曲の名曲と言えばベートーベン、ブラームス、メンデルスゾーン、チャイコフスキーと四大協奏曲のうち3つまでをドイツの作曲家が占めていますが、それに続く協奏曲となると俄然シベリウス、ラロ、ヴュータン、シュポアと非ドイツ圏が増えて来ます。その内ヴュータンとシュポアはどちらもヴァイオリ二ストでヴァイオリンの効果を考えた美しい曲です。中でもヴュータンの4番はそれ程の難曲でないのに感動を与える作品になっています。フランチェスカッティはこう言う曲を粋に小気味好く弾いています。

IMG_2440パガニーニ

N.パガニーニ作曲:奇想曲第24番
演奏:サルバドーレ・アッカルドvn

パガニーニの奇想曲は名前は奇想曲でも練習曲の要素があり、戦前は演奏会ではあまり演奏されませんでした。難しい曲を何の苦も無く弾き飛ばす爽快感と独特の味わいから最近ではよく演奏されます。
アッカルドはイタリアのヴァイオリニストでこう言う練習曲のような曲でもよく歌っています。パガニーニはやはり歌わないとダメでしょう。

7/1 OA楽曲とコメント

IMG_2248オイストラッフ

L.v.ベートーベン作曲:ピアノトリオ「大公」
演奏:Dオイストラッフvn、Sクヌシェヴィッツキーvc、Lオボーリンpf

数有るピアノトリオの中で最高峰で有るのがこの曲です。どの楽章も激しいところはありません。2楽章のスケルツォですら穏やかです。しかし演奏は難しいので有名です。
まず、堂々と立派に弾かないといけません。音もショボい音ではダメで押出しの有る立派な音が要求されます。
オイストラッフがリードしているこのトリオは当時のソ連が誇る名演奏家達で、実はもう一つ上手いピアノトリオが有りました。コーガンvn、ロストロポーヴィチvc、ギレリスpfと言う3人ですが風格から言えばオイストラッフのトリオが上でしょうね。

IMG_2247パガニーニ奇想曲

Nパガニーニ作曲:奇想曲第24番
演奏:シュロモ・ミンツvn

有名な音楽家にはユダヤ人が多いのですが、パールマンーズーカーマンに続くユダヤ人名バイオリニストがこのミンツです。3人の中では1番音が綺麗じゃ無いですか?切れ味も鋭いです。今や当代一のヴァイオリ二ストと言えるんじゃ無いでしょうか?

6/24 OA楽曲とコメント

IMG_2314ゴールドベルク

W.A.モーツァルト作曲:ヴァイオリンソナタ変ロ長調K378
演奏:シモン・ゴールドベルクvn、ラド・ルプーpf

ゴールドベルクは未成年にしてベルリンフィルのコンサートマスターに就任するなど若い頃から晩年までその技術は衰える事が無かったヴァイオリ二ストでした。カール・フレッシュの元で基礎を徹底してやった事が演奏家寿命を永らえた要因だと思います。その演奏は一口に言えば端正に尽きます。端正な演奏スタイルの人は長続きしますね。

末延麻裕子 INFINITY

作曲:末延麻裕子「INFINITY」演奏:末延麻裕子

クラシックのヴァイオリンを長い間勉強されてましたがポピュラー音楽にも興味を示し結果クラシックとポピュラーの二刀流のヴァイオリ二ストです。
初めてお会いしたのですがご自分のスタンスをポピュラーでもクラシックでも無いところに置いておられるのと同じく第一印象は国籍不明、謎の美女と言った感じでした。お話していて彼女は世間一般の分類や枠組みでものを考えるんじゃ無く自分の心に響くものを大切にしておられるようです。
演奏はクラシックで鍛えてテクニックで彼女独特の感性溢れるものでした。

6/17 OA楽曲とコメント

IMG_2313マイケルレイビン

サラサーテ作曲「ツィゴイネルワイゼン」
フェリックス・スラットキン 指揮
マイケル・レイビン ヴァイオリン

末延麻裕子 INFINITY

末延麻裕子「影武者」

ヴァイオリニストの末延麻裕子さんがゲストでした。
ニューアルバム「INFINITY」から「影武者」をお聴きいただきました。
今までのヴァイオリンの常識を覆すような、迫力ある演奏をお楽しみいただけたかと思います。

6/10 OA楽曲とコメント

image1モーツァルト

W.A.モーツァルト作曲クラリネット5重奏曲、演奏:オッペンハイム+ブダペスト弦楽四重奏団

僕がチェロを始めて2年くらいの時に初めて大阪でコンサートを開きその時に演奏した思い出の曲です。今まで東海正之先生の指導のもと桃山室内合奏団として京都山一ホールでピアノトリオを中心に演奏活動うぃ行って来ましたが、いよいよ僕のテリトリーである大阪毎日国際サロンで演奏会をする事になりました。その時に僕が演奏したのがこの曲だったんです。

IMG_2140ベートーベン

L.V.ベートーベン作曲バイオリンソナタ第1番、演奏:アイザック・スターンvn、ユージン・イストミンpf

アイザック・スターンはビクターレコーダがハイフェッツを抱えているのにコロンビアレコードはそれに対抗できるヴァイオリニストを擁しておらず、そこに目をつけたのがスターンだったんです。初期のスターンは切れ味が鋭くて深い音で演奏しておりハイフェッツに対抗できるヴァイオリニストとして売り出しました。彼のパートナーとしてピアノをよく担当していたのがイストミンで二人共大家の風格のある演奏家ですね。

5/27 OA楽曲とコメント

IMG_1994ミュンシュ

G.ビゼー作曲:交響曲ハ長調
演奏:シャルル・ミュンシュ指揮パリ国立管弦楽団

僕がチェロを始めて最初に弾いたオーケストラ曲がこの曲です。チェロに限って言えば技術的には優しい曲ですがメロディメーカーのビゼーらしく美しいメロディで溢れていてとても綺麗な交響曲です。

album_con

G.ガーシュイン作曲:サマータイム、演奏:水谷川優子vc

サマータイムはガーシュインが作曲したオペラ「ポギーとベス」のアリアです。水谷川さんは毎年この時期にドイツから帰国され演奏会を開かれます。毎年テーマを設定され意外性溢れるプログラムです。今回6/3はピアノを使わずチェロだけで色んな曲を弾かれます。是非聴きに来て下さい。

5/20 OA楽曲とコメント

IMG_1995バッハ

J.S.バッハ作曲:ブランデンブルク協奏曲第4番、演奏:トレーバー・ピノック指揮イングリッシュ コンソート

僕がチェロを始めて合奏した最初の曲がこのブランデンブルク協奏曲第4番でした。ただし僕はチェロでは無くフルートソロのパートでした。
弦楽器はちゃんとした音を出すのに時間がかかる楽器で始めてからずっとボウイングの練習ばかりで腐っていました。そんな時に先生から誘われて合奏に加わり、改めて音楽の楽しさを味わい、それから面白くないボウイングの練習も苦にならなくなりました。

album_song水谷川さん

J.S.バッハ作曲アリオーソ、演奏:水谷川優子

ゲストにお迎えした水谷川さんは桐朋学園を卒業された後ザルツブルクとドイツで研鑽を積み現在はドイツと日本で活躍されています。毎年新しい発想でコンサートを開いておられます。来月の東京文化会館ではチェロの仲間と一緒にチェロアンサンブルを演奏されます。今から楽しみです。

5/13 OA楽曲とコメント

IMG_1950田園

リーダーズダイジェスト版L.V.ベートーベン作曲交響曲第6番田園、指揮ルネ・レイボヴィッツロイヤルフィルハーモニー管弦楽団

高校の時ベートーベンの交響曲を全曲じっくり聴いてみたいと思い、全集で一番安かったリーダーズダイジェスト版を買いました。本の通販会社レコードだから大した事は無いと、しかし全曲の魅力で買ったものの初めて聴くので比べるものが無く、果たしてこれは良い演奏なのか?と思いながら月日が経ちました。学校でクラシック好きの連中が話すのを聞いているとフルトヴェングラーとかベームとかクレンペラーとか言う名前ばかりで、レイヴォヴィッツと言う指揮者はどうかと聞くとそんなん知らん、とすげない言葉でした。しまった、廉価版だ!安物買いの銭失い!と自分を呪って、以後余り聴くことがなかったです。家にワルターとかバーンスタインとかの全集が並び始めて長い間経過したある日、久しぶりにレイヴォヴィッツ版を聴いて驚きましたね。録音が素晴らしい、演奏も過去の慣例を拭い去りベートーベンの楽譜に迫る演奏です。先入観やイメージと言うのは恐ろしいです。

IMG_1949エルマン

ミッシャ・エルマン演奏:マスネ作曲タイスの瞑想曲

ミッシャ・エルマンは有名なヴァイオリン教師であったL.アウワーの弟子でハイフェッツ等とは同門です。アウワーの弟子達は名人が多いですが、芸風は皆違っています。そこが型にはめなかったアウワーの偉さでしょうか?
エルマンはその美しい音色でエルマントーンと呼ばれ人気集めました。タイスの瞑想曲は正にエルマンの良さを表す曲です。

5/6 OA楽曲とコメント

IMG_1948スターントリオ

スターントリオ演奏、メンデルスゾーン作曲ピアノトリオ第2番

数字には奇数と偶数が有ります。アンサンブルもピアノトリオの様に奇数のものとカルテットの様に偶数のものが有ります。偶数のアンサンブルは個人技術よりも調和が重視され奇数アンサンブルは調和よりも個人技術が重視されます。ピアノトリオはその最たるもので3人のソリストによる室内楽です。3人が名人で有れば有る程個性的で有れば有る程面白いです。スターントリオは正に当代の名人3人がぶつかり合って音楽を作っています。

IMG_1947シュナイダー

F.シューベルト作曲:ヴァイオリンソナタ第1番
演奏:アレキサンダー・シュナイダー

シュナイダーはフランコ政権の弾圧によりフランコ政権を認めた諸国では演奏しない宣言をしてスペインを離れフランスの寒村プラドに引っ込んでしまったカザルスを再び音楽祭という方便で引っ張り出した人です。
演奏家としても優れており数々の名演を残しています。