月別アーカイブ: 2014年5月

5/25 OA楽曲とコメント

エーデルワイス

一曲目:リチャード・ロジャーズ作曲 エーデルワイス(ミュージカル サウンド オブ ミュージックより)
演奏:アリソン・エルドリッジ

中学生の時にこの映画が上映されました。なんば大劇場に見に行きました。圧倒されましたね。シネマスコープの大画面一杯にザルツブルグの山が映し出され寄って行くとギターを持ったマリアと子供達が楽しそうに駆けるシーンから始まります。又、音楽が素晴らしかったですね。ジュリー・アンドリュースを見たのも始めてでした。オードリー・ヘップバーンが主演したミュージカル「マイ・フェア・レディー」の吹き替えの歌を歌ったのが彼女と知りまたビックリ。ザルツブルグの綺麗な景色が出てくるわ、本当に素晴らしい映画でしたね。この映画の最後の方でドイツナチに目をつけられオーストリアを脱出する前に音楽コンクールに一家で出演するシーンでこのエーデルワイスが歌われました。
演奏しているアリソン・エルドリッジは日系ハーフでお母さんが日本の有名なピアニストなんです。小さい頃から天才少女と言われてました。

天地創造

二曲目:ハイドン天地創造。
演奏:ヘルベルト フォン カラヤン指揮 ウイーン フィルハーモニー管弦楽団

ハイドンの最晩年に作曲され、彼の作品の中でも最も規模が大きく内容も優れた最高傑作です。彼はロンドンでヘンデルの大編成のオーケストラを使った作品に接して自分もエステルハージー家の管弦楽団ではなくもっと大人数のオーケストラを想定した曲想を浮かべました。テキストは旧約聖書の天地創造の最初の何日間かの物語にミルトンの失楽園で英語をドイツ語に翻訳したものを使いました。又この曲は誰かの注文に応じて書いた物ではなく自分の意思で着手した、と言う事からも並々ならぬ意欲で取り組んだものと思われます。
冒頭の部分は混沌としたガス状の中から次第に形が現れ地球が形作られる様子が描かれてますが何度も長調から短調に転調したりしています。従来の作品では見られなかった事です。ストリーは3人の天使が語ります。
ハイドンは様々な曲を書いてますがどれか一つを選ぶとすればこの曲になると思います。

5/18 OA楽曲とコメント

06

一曲目:Fragile (by 2cellos)
この2人のチェリストからなる2cellos と言うユニットが有ると言うのを聞いたのは丁度2年前の事でした。その頃から非常に人気が有ったそうですね。
その後某携帯電話会社のコマーシャルで音楽と共にその演奏する姿をTVで見ました。白く塗ったサイレントチェロで難しそうなパッセージを楽々と弾く姿に衝撃でした。
しかし、ポピュラー音楽のジャンルでCDを買った事がなくどの売り場に行くと有るのか分からずに今日まで来たのですがこの番組を始めるに当たってヤッパリどこかでご紹介しなくてはならないなーと思っていたらプロデューサーの方からCDを頂き早速聴いて見たのです。
この2人は相当な実力の持ち主ですね。クラシックが上手でポピュラーの人は下手と言う様な公式を自分で持っておられたとしたら今日限り捨てて下さい。それくらい上手いです。
クラシックチェロしか弾かない我々では想像が難しいサウンドエフェクトも使って表現力は物凄く高いですね。

05

二曲目:J.ハイドン作曲 交響曲第104番”ロンドン
演奏:セルジュ・チェリビダッケ指揮 ミュンヘン交響楽団

今日はハイドンの交響曲を聴いて頂きました。最後の交響曲作品です。タイトルのロンドンと言うのはおかしいですね。94番以後に書かれたのは出版社であるザロモンに勧められて恐る恐るイギリスに渡ったところ大歓迎を受け大いに気を良くして交響曲を沢山書きました。ですからみんなロンドンと言っても良い様なものです。しかし、この曲はその中でも素晴らしい出来栄えですね。正に彼の交響曲の締めくくりに相応しい曲になってます。弦5部に2管編成でかかれてます。演奏のチェリビダッケはフルトヴェングラー亡き後のベルリンフィルハーモニーの常任指揮者の椅子をカラヤンと争った実力者です。信念からレコード録音は一切嫌い、その為に最近迄日本では知られる事の無い指揮者でした。彼の死後遺族が実況録音を音源としてCDにして発売した所大ヒットしました。第一画章は序奏部分がニ短調で書かれており重苦しく悲劇的であります
。一転してニ長調、明るく軽快になります。チェリビダッケの演奏は堂々としていて正にハイドンの集大成に相応しい立派な演奏です。

5/11 OA楽曲とコメント

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一曲目:シューベルト作曲 アヴェ・マリア 演奏:住野 公一
アヴェ・マリアと言う曲はカトリック信者が信仰するマリア様を讃えた歌で色んな人が作曲しています。例えば、4月に特集したバッハがケーテン時代に書いた平均律クラヴィア曲集第一巻の最初の作品のハ長調のプレリュードに後世フランスの作曲家であるグノーが作ったのも有名ですね。また、バロック時代の作曲家カッチーニの曲も良く歌われてますね。アヴェ・マリアだけで十分一枚のCDが作れると言うおかしな曲です。

3

二曲目:ジョン・タヴナー作曲 聖なるもの(チェロと室内合唱のための)
演奏:スチーブン・イッサーリス チェロ キエフ室内合唱団

タヴナーと言う人は余り親しみの有る作曲家とは言えませんが1944年イギリスで生まれた作曲家です。作風はローマカトリック教会の典礼的な要素を入れた精神性の高い曲を作曲していました。1977年にロシア正教に改宗してから一層深く精神的な世界を追求して行きました。
この曲は独奏チェロと少し離れた所で演奏する指示がある合唱とで演奏されます。チェロはロシア正教の聖歌の様に演奏されます。心が洗われると言うかしみじみと聴いて欲しい音楽ですね。

5/4 OA楽曲とコメント

yoyoma1

一曲目:クライスラー作曲 中国の太鼓 演奏:ヨーヨー・マ
これは20世紀前半のヴァイオリニストであり作曲家であったフリッツ・クライスラーがヴァイオリンの為に作曲した物をチェロで演奏したものです。
ヴァイオリンでも弾けない曲をヨーヨー・マはいとも簡単にチェロで演奏してます。チェロはヴァイオリンの倍以上の弦の長さを持ち又重いです。それを鳴らすにはヴァイオリンの何倍ものエネルギーが必要です。又、弦が振動を始めるのに時間が掛かりますのでヴァイオリンと合奏する時はちょっと先に出ると合ますね。

bunraku

二曲目:黛敏郎作曲 BUNRAKU(文楽) 演奏: 堤 剛
日本音楽伝統の文楽の太棹三味線の演奏を西洋の楽器であるチェロの為に作曲された曲です。よく雰囲気を出してますね。
三味線と浄瑠璃語りの唸り声の両方をチェロで表現してますね。演奏されてる堤 剛さんは我らの学校の音楽学部の先生でも有るんですが、この演奏はずいぶん前の演奏ですがそれでもおいつ迄も若いですね。