一曲目:リチャード・ロジャーズ作曲 エーデルワイス(ミュージカル サウンド オブ ミュージックより)
演奏:アリソン・エルドリッジ
中学生の時にこの映画が上映されました。なんば大劇場に見に行きました。圧倒されましたね。シネマスコープの大画面一杯にザルツブルグの山が映し出され寄って行くとギターを持ったマリアと子供達が楽しそうに駆けるシーンから始まります。又、音楽が素晴らしかったですね。ジュリー・アンドリュースを見たのも始めてでした。オードリー・ヘップバーンが主演したミュージカル「マイ・フェア・レディー」の吹き替えの歌を歌ったのが彼女と知りまたビックリ。ザルツブルグの綺麗な景色が出てくるわ、本当に素晴らしい映画でしたね。この映画の最後の方でドイツナチに目をつけられオーストリアを脱出する前に音楽コンクールに一家で出演するシーンでこのエーデルワイスが歌われました。
演奏しているアリソン・エルドリッジは日系ハーフでお母さんが日本の有名なピアニストなんです。小さい頃から天才少女と言われてました。
二曲目:ハイドン天地創造。
演奏:ヘルベルト フォン カラヤン指揮 ウイーン フィルハーモニー管弦楽団
ハイドンの最晩年に作曲され、彼の作品の中でも最も規模が大きく内容も優れた最高傑作です。彼はロンドンでヘンデルの大編成のオーケストラを使った作品に接して自分もエステルハージー家の管弦楽団ではなくもっと大人数のオーケストラを想定した曲想を浮かべました。テキストは旧約聖書の天地創造の最初の何日間かの物語にミルトンの失楽園で英語をドイツ語に翻訳したものを使いました。又この曲は誰かの注文に応じて書いた物ではなく自分の意思で着手した、と言う事からも並々ならぬ意欲で取り組んだものと思われます。
冒頭の部分は混沌としたガス状の中から次第に形が現れ地球が形作られる様子が描かれてますが何度も長調から短調に転調したりしています。従来の作品では見られなかった事です。ストリーは3人の天使が語ります。
ハイドンは様々な曲を書いてますがどれか一つを選ぶとすればこの曲になると思います。