月別アーカイブ: 2014年6月

6/22 OA楽曲とコメント

mozart

1曲目:モーツアルト作曲弦楽五重奏曲ト短調 K515
モーツアルトは陽気な性格の人だったと思います。又、ハイドンの様な雇われ作曲家ではなく一曲一曲人からの注文によって作曲するというタイプの作曲家であったので、注文はほとんどハレの日の音楽だったろうと想像出来ます。ですから圧倒的に長調の曲が多いのです。
しかし、極めて少ない短調の曲はそのどれもが素晴らしいです。特にト短調と言う調性はモーツアルトの調性と呼ばれる位良い作品が多いです。例えば交響曲第40番がそうですね。
この弦楽五重奏曲も交響曲第40番に負けない素晴らしい作品でモーツアルトの室内楽としては長い曲です。第1ヴァイオリンとチェロは総譜で言えば一番上の段と下の段に書かれていてそれを外声といい内側の第2ヴァイオリンとヴィオラを内声と呼んでます。弦楽四重奏では外声と内声は2対2であるのに対してこの弦楽五重奏は2対3となって内声部のほうが厚く書かれています。メロディを第1ヴァイオリンだけが担当するのではなく第1ヴィオラもが担当しています。
モーツアルトはチェロの様にゴソゴソ低い音で何弾いてるか分からんような楽器は嫌っており逆に低音でも割に明瞭に音を出すヴィオラを好んでました。ヴィオラが活躍する良い曲が多いですね。
演奏は東京クヮルテットと第2ヴィオラをピンカス・ズーカーマンが担当しているものを聴いて頂きました。東京クヮルテットはまだ日本人の演奏家が未熟で世界に認められて無かった頃に桐朋学園出の演奏家が集まって始め国際コンクールで優勝してから本格的な活動を始めました。メンバーは途中で入れ替わり初代メンバーはヴィオラの磯村さんのみとなり結局昨年解散してしまいました。色んなCDを聴き比べましたがこの東京クヮルテットの演奏が一番しっとりしてモーツアルトのト短調に相応しいと思いました。

1966

2曲目:1966カルテット「Hey Jude」
女性4人のカルテット「1966カルテット」から、ヴァイオリンの松浦さん、チェロの林さんが番組初のゲストとして来てくださいました。
ニューアルバム「アビイ・ロード・ソナタ」からの一曲、「Hey Jude」。ビートルズの曲の美しいメロディと、クラシックの名曲とのコラボレーションが、ビートルズ好きにもクラシック好きにも楽しめるんではないでしょうか。ビートルズがレコーディングをした聖地、アビイ・ロード・スタジオで録音されたそうです。ビートルズの「アビイ・ロード」と同じ衣装、ポーズで撮影されたジャケットも見どころですね。

6/15 OA楽曲とコメント

ロバと御者

1曲目:ヒューバート・レオナード作曲イッサーリス編曲 ロバと御者
演奏:スティーブン・イッサーリス

レオナードと言う人はベルギーの有名なヴァイオリニストであり作曲家です。(1819~1890)ヴァイオリンは非常に上手で多くの門下生が彼の元から生まれました。彼はフォーレとも親交がありフォーレが作曲した室内楽の傑作であるピアノカルテットは彼に献呈されました。
こんなにヴァイオリンの歴史上に大きな足跡を残した彼がこんなに面白い曲を書いたんです。道を大きな荷物を積んで歩いているロバとその御者の様子が音楽で描かれてます。
晴れて気持ちの良い日にロバに荷物を運ばせて歩いている御者。一方ロバは暑い日に重い荷物をしょわされて歩いています。面白く無いはずです。時々イナナイたりぢます。やがて、あまりに気持ちが良いので御者は歌を歌い出します。益々面白く無いロバ。ついにロバは暴れ出します。それをなだめてスカしてようやくまた歩き出します。が、もう限界です。遂に爆発です。
なんか、イソップ物語にありそうな鼻血ですね。

イエロー・サブマリン

2曲目:ジョン・レノン、ポール ・マッカトニー作曲 イエロー・サブマリン
演奏:ベルリンフィルハーモニー管弦楽団の12人のチェリスト達

また、ベルリンフィルハーモニーのチェロ軍団が出て来ました。このグループはAKB48dもモーニング娘でも同じで全体のユニットの中にいるメンバーで別のユニットを作っている走り、草分けです。他の楽器ではこうは行きませんね。例えばヴァイオリン?クラリネット?ダメですね。やっぱりチェロなんです。低音から高音まで無理なく出せるのはチェロが一番です。
それで、またチェロ集団とビートルズってよく合うんですね。
そう言えばこの収録が行なわれている時丁度マッカートニーが来日してましたがやはりお年でしょうか体調不良の為入院してコンサートは全てキャンセルになりましたね。物凄い額の払い戻しで呼んだところはえらい損したらしいです。

6/8 OA楽曲とコメント

トロイメライ

1曲目:ロベルト・シューマン作曲 トロイメライ 演奏:チェロ アルト・ノラス、オルガン
この曲はシューマンの若い頃の作品で、「子供の情景」と言う全て題名が付けられた13の小品で構成される作品集の中の7番目の曲です。同じメロディーが少しずつ形を変えて何度も繰り返して現れるとても素敵な作品です。チェロでもよく演奏されます。
因みに公ちゃんが今学校で副科のピアノで取り組んでいるのがこの曲です。中々ピアノでは上手く弾けません。
そもそも何故公ちゃんが副科でピアノを選んだかと言いますと、昔アルトゥール・グルミオーと言うベルギーの有名なヴァイオリニストがいまして、彼がモーツアルトのヴァイオリンソナタをCDに入れた物を持ってたんです。聴いてみると何時もながら素晴らしい。よくジャケットを見ると彼がヴァイオリンを弾いてるのは当たり前として何と多重録音でピアノも弾いてるんですね。ピアノも結構弾くジャンと、それなら僕もラフマニノフとかショパンのチェロソナタは無理としてもベートーベン位なら何とか弾けるのではとはじめてみたのですが、ありゃりゃりゃこりゃりゃで、中々難しいものですね~。と言う訳であります。

garshwin

2曲目:ジョージ・ガーシュイン作曲. There’s A Boat Dat’s. Leavin’ Soon For New York
演奏:カナディアン ピアノ トリオ

ジョージ・ガーシュインはラプソディー イン ブルーを作曲した人として有名ですね。ジャズの語り口でクラシックを書いたと思います。ヨーロッパ発のクラシックしかなかった時代にアメリカ人のクラシックをやろうよ、と言う気運がみなぎりそれの先頭バッターだったと思います。以後今日迄アメリカではアメリカ人の芸術とは何かをずっと探しつでけてる様におもいます。
演奏はカナディアン ピアノ トリオですがチェロを担当してるのがオフラ・ハーノイと言う女流のイスラエル生まれのカナダ人です。

6/1 OA楽曲とコメント

のあのわ SweetSweet

1曲目:のあのわ「Sweet Sweet」
ボーカルのYukkoさんがチェロを弾き歌うという、めずらしいスタイルのバンドです。
バンドにチェロを取り入れて、「のあのわ」にしか出せないサウンドを奏でてますね。
バンドは2009年にデビュー、2011年にテレビCM曲になった「Have A Good Day!」をリリース。
チェロを持って立つ姿がかっこよく、CDのジャケットもおしゃれです。
Yukkoさんのボーカルも、一度聴いたらやみつきになりますね。存在感がすごいです。

ロッシーニ「フィガロ」

2曲目:ロッシーニ作曲 カステルヌオーヴォ・テデスコ編曲「フィガロ」オペラ セヴィリアのの理髪師より
演奏:チェロ ヤーノシュ・シュタルケル、ピアノ 練木繁夫

ロッシーニの有名なオペラ セヴィリアの理髪師からこれまた有名な主人公フィガロのアリアをアルゼンチンの作曲家カステルヌオーヴォ・テデスコがチェロのために編曲したものを昨年惜しまれて亡くなったチェロ界最高の名人ヤーノシュ・シュタルケルと日本人でシュタルケルとは同じインディアナ大学で学び教授になった練木繁夫さんの演奏でお届けします。チェロの音の美しさと超絶技巧が合わさった小品です。シュタルケルは姿やレコードで聴く演奏と実際の演奏は随分印象の違う人です。レコードでは豪快なチェロと言う感じがしますが実際は室内楽的な大人しい控え目な演奏スタイルです。あくまでも作曲に忠実にと言う演奏です。