月別アーカイブ: 2014年10月

10/26 OA楽曲とコメント

お知らせ:「公ちゃんの黄昏ドキはcello気分」公開録音の開催が決定! 詳細はFM FUJIホームページにてご確認ください http://www.fmfuji.jp/topics/1411/20_cello.html

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作曲;F.メンデルスゾーン
ピアノのための無言歌集より「ヴェネツィアの舟歌」
演奏:チェロ 公ちゃん、ピアノ 原田 康子
メンデルスゾーンはこのピアノのための無言歌集を全8巻各6曲、合計48曲作曲しました。どの曲も美しいメロディーに溢れ、技術的にはそう難しく無いので初心者からプロまで多くの人に演奏されています。
先日学校の研修旅行でヴェネツィアに行って来たのですが、この曲の感じとは随分違います。この曲はメランコリックで憂に満ち満ちていますが、実際のコンドラの舟乗り達はもっと陽気でイキイキとしています。メンデルスゾーンは忙しい中よく旅行をしており、イタリアにも何回も出かけています。僕のゴンドラのイメージと曲の感じが大きく違うのでこの疑問はずっと残ってゆくでしょう。

メンデルスゾーン弦楽八重奏

作曲;F.メンデルスゾーン
弦楽8重奏曲Op。20よりスケルッツオ
演奏;ヤッシャ・ハイフェッツ、グレゴール・ピアティゴルスキー等の友人達
メンデルスゾーンの20歳の時の作品です。弦楽8重曹とはダブルのカルテットでヴァイオリンが4人、ヴィオラが2人、チェロが2人という編成で古典派ではこの編成の曲は見当たりません。これを作曲する前に弦楽器だけの交響曲を13曲書いてるんです。弦楽の交響曲という事で通常の交響曲とは区別されています。しかし、この子供の頃の作品も出来栄えが素晴らしく天才少年メンデルスゾーンをよく表しています。
この弦楽8重奏曲もとても素晴らしい曲です。メンデルスゾーンの特徴の一つがとてもテンポの早いスケルツォがある点です。チェロなどもヴァイオリンと同じ事をやらねばならずいつも泣かされています。今日はその難しいスケルツォを聴いて頂きました。ハイフェッツは演奏者がとても上手な人ばかり集めているのでとても早いテンポで演奏しています。ティンカーベルのような妖精が踊っているようです。

10/19 OA楽曲とコメント

お知らせ:「公ちゃんの黄昏ドキはcello気分」公開録音の開催が決定! 詳細はFM FUJIホームページにてご確認ください     http://www.fmfuji.jp/topics/1411/20_cello.html

メンデルスゾーン ピアノトリオ

F.メンデルスゾーン:ピアノ3重奏曲第1番ニ短調
演奏:ヨゼフ・スークVn,ヤーノシュ・シュタルケルVc、ルドルフ・ブフビンダーPf
メンデルスゾーンは結局ピアノトリオを2曲しか書かなかったんです。(もう1曲子供の頃に書いてるんですがそれは何故かカウントされません。)しかし、その2曲はいずれも傑作で取り分けこの1番は名曲中の名曲です。ベートーベンの大公、シューベルトの1番、ブラームスの1番と共に公ちゃんの4大ピアノトリオと言ってもイイでしょう。この曲はメンデルスゾーンの一番創作力がある時期に作曲されました。
ベートーベン以後ピアノトリオは4楽章形式になって来ましたが、この曲も4楽章の曲です。1楽章は低音でチェロが第1主題を弾き始めて曲は始まります。このメロディーがなんとも言えず良いんですね。第2主題もチェロからはじまるんですが、これが又、美しいメロディーです。メンデルスゾーンはメロディーメーカーですね。

岩住レイ シューマン

R.シューマン:ヴァイオリンソナタ第1番イ短調
演奏:岩住レイ
岩住さんはニューヨーク在住のヴァイオリニストで有名なジュリアード音楽院のヴァイオリンの先生をされてる方です。来る11月2日にプロイスさんが作ったガルネリ・デル・ジェス通称キャノンのコピーでデル・ジェスを弾いていたパガニーニの曲を虎の門JTホールで演奏されるんですが、元々このシューマンの研究をされていて、この曲は重要なレパートリーだそうです。言わば得意曲なんですね。
この曲はシューマンの創作力が低下して来た時期に書かれています。シューマンの若い頃の作品は本当に美しい曲が多いです。メロディーや和声が魅力的です。しかし、晩年に近づくとメロディーが崩れて来たり変な和音も出て来ます。しかし、シューマンが好きな人はそのちょっと変な感じがたまらないんだそうです。
この曲はほの暗いメラメラする情熱が曲に表現されています。素晴らしいメロディーですね。

 

10/12 OA楽曲とコメント

メンデルスゾーン チェロソナタ

F.メンデルスゾーン:チェロ ソナタ 第2番 ニ長調 第1楽章 Daniel Muller-Schott / Jonathan Gilad

1843年メンデルスゾーンの作曲の全盛時代の作品です。2曲のチェロソナタの後の方の作品で1番よりシンプルに書かれているように思います。ピアノが叩くリズムに乗ってチェロがニ長調の和音であるレファラ、実際はファラレから始まるメロディーを奏でて曲は始まります。第2主題はメロディーメーカーであるメンデルスゾーンらしいメロディーですが、チェロがメロディーを奏でていてもピアノが奏でていても絶えず何処かで8分音符のリズムが刻まれており、それがこの曲を軽快にもし、また単調にもしています。その辺がこの曲の好き嫌いの分かれ目になるんじゃ無いでしょうか?

岩住さんCD-1

へンリック・ヴィニアフスキー作曲:スケルッツオ・タランテラ  演奏:レイ 岩住
ヴィニアフスキーは1835生まれのポーランドのヴァイオリニストで有り、作曲家です。丁度イタイアが産んだ天才ヴァイオリニストのポーランド番だと思って頂ければ良いかと思います。自分が演奏するための曲を沢山書きましたが中でもこのスケルッツオ・タランテラは名曲でも有りよく演奏される曲です。
ジュリアード音楽院の教授である岩住さんがヘンレという出版社に依頼されてこの曲を校正した版が出版されたばかりで、それを記念してこのCDが出来た様です。
この曲は技術的にも難しい曲で有りながらメロディーが美しくヤッシャ・ハイフェッツなどヴァイオリニストが好んで演奏していました。

10/5 OA楽曲とコメント

メンデルスゾーン ヴァイオリン協奏曲

F.メンデルスゾーン作曲:ヴァイオリン協奏曲ホ短調
演奏:アイザック・スターン、小沢征爾指揮   ボストン交響楽団
メンコンの登場です。僕がクラシック好きになったのはこの曲のお陰と思います。小学生の頃僕はヴァイオリンを習っていました。先生は野田淡路先生という東京のご出身の女の先生でした。辻久子さんを慕って遥々大阪まで住み込みの内弟子としてやって来たのです。そういう事で野田先生のお声がかりで辻久子のコンサートを北浜の三越百貨店の上の方にある三越劇場まで聴きに行きました。
そこで演奏されたのがこの曲だったのです。本当に美しい曲ですね。後チゴイネルワイゼンとか演奏されたと思うのですが記憶に有りません。この曲だけを憶えてるんですよ。
メンデルスゾーンはライプチッヒのゲヴァントハウス管弦楽団の指揮者となって様々な改革をしてるんです。指揮棒を現在の様に細くして自由に振れるようにしたのも彼だったし、単に与えられた曲を演奏するだけではなく、プログラムを考えたり楽団演奏者の入れ替えをしたり、現在の常任指揮者の始まりみたいな事をやりました。
そこのコンサートマスターだった人でデイヴィッドという人が居てとってもヴァイオリンが上手だったらしいです。彼に弾いて貰うためにこの曲を書いたという事です。モーツアルトの様に早書きだった彼にしてはこの曲が完成するのに6年もかかってるんですね。ソロヴァイオリンが綺麗に聴こえるようにデイヴィッドと相談しながら作曲を進めて行ったようです。
初演はデイヴィッドの独奏にライプチッヒ ゲヴァントハウス管弦楽団の演奏、そしてメンデルスゾーン自身の指揮で演奏する予定でしたが彼が病気で演奏できず結局一度も聴かずに亡くなったようです。
曲は弦のトレモロの様な背景でいきなりソロヴァイオリンが哀愁を帯びた、しかし、感情を抑制したようなメロディーを奏でます。楽章の最後ではなく、途中でヴァイオリンのカデンツアが始まりアルペジオで終わる頃にオーケストラがメロディーを追いかけてゆきます。切れ目なく2楽章に入り哀愁は諦めのように変わりそのまま切れ目なく第3楽章に入ってゆき、最後は華々しく終わります。
3大ヴァイオリン協奏曲(ベートーベン、ブラームス)に相応しい名曲ですね。

ジャーニー Don't Stop Believin

JOURNEY/Don’t Stop Believin’

先週に引き続き、ゲストの大鶴義丹さんのリクエスト曲です。ジャーニーはアメリカのロックバンドで、1973年に結成。40年以上経った現在でも活動を続けています。すごいですね。先週のリクエスト曲だったTOTOと同時代のバンドです。この曲は、海外ドラマの「glee」でも歌われていたそうです。クラシック音楽ではブラームスがお好きだと言われていた大鶴さん。車の中では洋楽などを中心に聴かれているそうですよ。

 

 

 

 

 

9/28 OA楽曲とコメント

ショパン ノクターン

1曲目: F.ショパン:ノクターン第20番嬰ハ短調 遺作
演奏:アントニオ・ヤニグロ(チェロ)
ショパンが20歳の時に作曲したこの曲は、哀愁漂う大人の音楽ですね。これを20歳の青年が書いたとはとても思えませんね。遺作とあるように人生の終着駅を迎え人生をふりかえって懐古するような趣があります。しかし、面白い事にこの曲は本来の意味の遺作では無いのです。遺作というのはどうも作曲者が作品番号を付けなかった曲で後世の人がそれを出版した時に遺作というみたいです。ショパンはこの曲を出版しようとせず引き出しに仕舞われていたらしいです。ショパンは曲を完成させるのに非常に手を入れた作曲家です。推敲に推敲を重ねて出来上がったものが多いそうです。出版するにも厳しく選んで出版したらしいですが、この様な素晴らしい作品を出版せずにもっとつまらない曲を出版しているので、余り彼はアテになりませんね。
勿論原曲はピアノの曲なんですが、ロシア生まれのチェリスト、ピアティゴルスキーがチェロの為に編曲して自分で演奏していました。
今日は端正な清楚なチェロを弾くイタリアのチェリスト、ヤニグロの素晴らしい演奏で聴いて頂きます。

TOTO アフリカ

2曲目:TOTO 「Africa」

今回のゲスト、大鶴義丹さんのリクエスト曲です。 「TOTO」はご自身と同世代の人たちの間で、よく聴かれていたバンドだそうです。 アメリカのバンドで、スタジオミュージシャンをしていた デヴィッド・ペイチとジェフ・ポーカロを中心に、1977年に結成。 この曲「アフリカ」は、1982年のアルバム「TOTOⅣ~聖なる剣」に収録されています。 アフリカの自然、動物、歴史を想像しながら聴きたいですね…。