月別アーカイブ: 2014年11月

11/23 OA楽曲とコメント

ロッシーニ フィガロ

J.ロッシーニ作曲:オペラ『セビリアの理髪師」よりフィガロ
ヤーノシュ・シュタルケルのチェロ、練木繁雄のピアノ
ロッシーニのオペラの中で『ウイリアム・テル』と並んで最も上演回数が多いオペラです。喜劇でモーツアルトが作曲した『フィガロの結婚』と続いてる物語です。
セビリアの理髪師即ちそれはフィガロの事ですが、チョット知恵が働き機転が効く陽気な主人公が歌うアリアです。それを亡くなった世紀の名チェリスト、ヤーノシュ・シュタルケルが演奏してます。曖昧なところやイントネーションがボケた所など一つも無い晴れた演奏ですね。

シューマン トロイメライ

ロバート・シューマン作曲;ピアノ曲集子供の情景からトロイメライ
シューマンの音楽は少年の心を反映している様な気がします。少年が持つ熱血、純粋さ、追い求める心等がその音楽にはある様な気がします。今回はズバリ『トロイメライ』夢です。
因みに公ちゃんが第2実技として習ってるのはピアノで課題曲がこのトロイメライです。

 

11/16 OA楽曲とコメント

お知らせ:「公ちゃんの黄昏ドキはcello気分」公開録音の開催が決定! 詳細はFM FUJIホームページにてご確認くださいhttp://www.fmfuji.jp/topics/1411/20_cello.html

シューマン

ロバート・シューマン作曲:『女の愛と生涯』より第2曲彼は誰よりも素敵な人。
チェロ編曲版
この作品は元々歌曲でシャミッソーが夫に尽くす妻の観点で書かれた詩に曲を付けたものです。シューマンは自分のピアノの先生であるヴィーク氏の娘さんに恋をして言い交わす仲になったものの、そのヴィーク氏が二人の結婚を許さなかったのです。ピアノ教師であったヴィーク氏は音楽家の生活がどんなものかを知っていたし、娘のクララは当時ドイツでかなり売れてたピアニストだった事もあって、シューマンの様な音楽家じゃなくて多分実業家と結婚させたかったのでしょうか?大反対しました。しかし、二人は屈することなく最後にはヴィーク氏を相手に裁判所に訴えたのです。裁判はシューマンの勝利に終わり二人は結婚しました。その翌年に歌曲の年と言われる様に沢山の歌曲を作曲しました。リーダークライス、詩人の恋。そしてこの歌曲集『女の愛と生涯』。親の反対を跳ね返して手に入れた幸せ感が曲に滲み出ています。
その2曲目がこの曲です。「彼は誰よりも素敵な人」やっとこの人と言える人に出会った喜びを曲にしています。それを歌詞の無いチェロで聴くのもイイですね。

竹花加奈子LoveSongs

竹花加奈子作曲「ルージュ組曲 rouge1 ローズ・レッド」演奏:竹花加奈子

先週に引き続き、チェリストで作曲家の竹花加奈子さんがゲストでした!今年6月に、「Memory 私の愛奏曲集」「チェロ・ピアノのためのラブソング集」の2枚のアルバムをリリースされた竹花さん。今回は「ラブソング集」からの一曲をご紹介してくださいました。美しいメロディと、愛がたくさん詰まったアルバムですね。12月にはギターとチェロの共演でコンサートがあります。こちらも楽しみですね!

 

11/9 OA楽曲とコメント

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スティーブン・イッサ―リス

ロバート・シューマン作曲:アダージオとアレグロ
これは元はホルンとピアノの為の作品ですが、シューマンが存命中にチェロとピアノのヴァージョンにも編曲されています。
シューマン以前のホルンはバルブ(弁)が無く管の長さの倍音の種類で音階を出していたので、出にくい音が有ったので演奏する音の範囲は狭かったのです。しかし、シューマンの時代になってバルブが付けられ吹きやすくなって来、どの音も出せる様になりました。この曲はそういうバルブ式のホルンの為に書かれました。
ゆったりして物思いに耽るかの様なアダージオとエネルギッシュなアレグロで構成されてます。

竹花加奈子LaLuz

竹花加奈子作曲「無伴奏チェロ組曲」よりプレリュード 演奏:竹花加奈子

今回のゲストでチェリスト・作曲家の竹花加奈子さんの曲。さまざまな芸術品から受けたインスピレーションをもとに、チェリストとしてだけでなく作曲家としても活躍していらっしゃいます。この曲は、震災の後、バッハばかり1か月ほど弾いていた事があり、その時に浮かんできた曲だそうです。住野さんのご自宅のスタジオで録音されました。住野さんと竹花さんは20年ほど前からのつきあいで、ふたりの和やかな雰囲気が放送でも感じられたと思います。

11/2 OA楽曲とコメント

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トロイメライ

エルンスト・ミエルク作曲:ロマンス
演奏:エルッキ・ラウティオVc, 館野 泉Pf
フィンランドの作曲家と言えばシベリウスしか浮かんで来ませんが、色んな作曲家が出てるんですね。このミエルクと言う作曲家はブラームスと同時代の作曲家でフィンランドで初めて交響曲を書いた作曲家と言われています。シベリウスがこのミエルクの交響曲を聴き刺激を受けて交響曲第1番を書いたと言われています。彼は14歳の時にベルリンの音楽学校に留学したくらい早熟の天才だったのですが22歳のときに肺結核で死んでます。昔は肺結核は治らない病気だったのですね。
このロマンスはオリジナルのチェロとピアノの為の作品で彼が16歳の時に書き上げました。何と早熟ですね。
チェロを弾いているラウティオさんもフィンランド出身のチェリストです。ピアノの館野 泉さんはフィンランドに移住して音楽活動をされてましたが10年くらい前だったかに脳卒中で倒れられ右手が動か無くなってしまいました。誰もが彼の音楽活動は終わったと思ったのですが彼は懸命にリハビリに取り組み左手だけのピアノ曲専門のピアニストになって活躍中です。病気前より音に深みが出たと賞賛する人もいます。

スティーブン・イッサ―リス
ロベルト・シューマン:幻想小曲集
演奏;スティーヴン・イッサーリスVc、クリストフ ・エッシェンバッハPf
シューマンは幻想小曲集と言うタイトルの曲を少なくとも4曲書いてます。一番有名なのがピアノ独奏曲としての幻想小曲集でしょうか?夢かうつつか幻かと言いますがシューマンはこの幻のような夢のようなそう言う感じが好きだったと思います。取り分け若い頃の作品では少年の心と言うか、感じたママを表現するところやイタズラ好きなところとかそういうところが音楽の中に出て来るんです。この曲はオリジナルはクラリネットとピアノの為に書かれましたがそれをチェロやヴィオラで演奏する事が良く有りチェロにとっても重要なレパートリーです。