F.クライスラー作曲「愛の悲しみ」
演奏:モーリス・ジャンドロンVc
クライスラーはウイーンのヴァイオリンの名手でしたが、演奏家というのは亡くなると直ぐに忘れられます。名演奏家で名前が残ってる人は作曲もしていてその曲が演奏される事で名を残してるんですね。
クライスラーは恐らく名前は残るでしょう。小品にも流行が有って昔よく弾かれた曲でも今余り弾かれない曲は多いですね。
例えばタイスの冥想曲とか。
クライスラーは中々廃れません。底力が有るんでしょうね。
ジャンドロンは対のもう一つ愛の喜びは余り演奏しませんが、この愛の悲しみはよく演奏しています。ジャンドロンは明るい音で澱みの無い演奏を特徴としてますが、この曲はそんなジャンドロンの特徴にピッタリの曲です。
CPEバッハ作曲チェロ協奏曲第3番イ長調
演奏:ミクロシュ ・ペレーニVc
ヨハン・セバスチャン・バッハ所謂大バッハの次男。大バッハは生涯奥さんは2人でした。最初の奥さんは病死したんです。因みに大バッハは最初の奥さんマリアとの間に7人後添いのアンナ・マグダレーナとの間に13人の子供を作ってます。その内音楽家には4人なってます。
大バッハは友達だったテレマンが彼の名付け親でした。そして、長い間プロイセン国王のフリードリッヒ2世のお抱え音楽家でしたがテレマンが亡くなるとその後釜に収ままりそこで生涯を終えました。
聴いて頂いてよく分かると思いますが大バッハとは作風に於いて全然似ていなくて 、むしろテレマンに似ていますね。