月別アーカイブ: 2016年10月

10/30 OA楽曲とコメント

J.ブラームス作曲:チェロソナタ第1番ホ短調より第3楽章
演奏:公ちゃんvc、斎藤律子pf

ブラームスはロマン派の作曲家でシューベルト、メンデルスゾーン、シューマンと続いたロマン派の音楽を更に発展させましたが昔の作曲家も大変勉強していました。
中でもベートーベンとバッハは非常に研究した様です。ブラームスが書いた最初の交響曲は着手から完成まで20年近く費やして推敲に推敲を重ねました。後に指揮者のハンス・フォン・ビューローはこの曲をベートーベンの第10番交響曲だと言ったと言われるくらいです。
バッハについても相当研究しました。特に対位法についてはバッハを先生にしていますね。
実はこのチェロソナタの第3楽章はバッハの曲を使って書かれています。バッハのコントラプンクトを材料にして対位法を使ってフーガ等にしています。
それだけバッハに傾倒してたんですね。
今日の演奏は去る10月10日神楽坂の音楽の友ホールで開催された公ちゃんの演奏会からの録音です。実演ですのでミスも有りますがチェロを初めて50年の公ちゃんの熱演を聴いて頂きました。

F.クライスラー作曲:ロマンツェ
演奏:レイ・イワズミvn

クライスラーは19世紀を代表するヴァイオリンの名人ですが、とてもユーモアの有る人だったとの事です。
自分の演奏会でアンコールのような小品をよく演奏したのですが、それがクープランとかプニャーニとかあまり有名でない作曲家のあまり聴いた事の無い作品です。最初はみんなそうだろうと大人しく聞いていたのです、ある音楽新聞記者が不思議に思ってクライスラーに突っ込んで聴いたところアッサリと自分が書いたと白状したそうです。でも、多くの人々が騙されるだけ有っていかにもその作曲家が書いたようなスタイルで書いているんです。これはクライスラーがその作曲家に関して深い理解が有ってはじめて成り立つんですね。
それを演奏して中には「やっぱりクープランは優雅だね~。」とか物知り顔で人に話している人も居たでしょうし、クライスラーはそれを又ほくそ笑んでいたのでは無いかと思います。

10/23 OA楽曲とコメント

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Z.コダーイ作曲無伴奏チェロソナタより第3楽章
演奏:ミクローシュ・ぺレーニンvc

コダーイの無伴奏チェロソナタはハンガリー出身のアメリカのチェリスト シュタルケルは同じくハンガリー出身で有名な作曲家を父に持つペーター・バルトークが録音技師を務めたペリオドと言うレコード会社に録音したレコードが大ヒットし、シュタルケルやペリオドレコードと共にコダーイの名声をも一躍有名にしました。以来この曲は世界中のチェリストにとっての重要なレパートリーになり演奏される様になりました。
ペレーニはシュタルケルより20歳以上年下で戦後の生まれですが、戦後ハンガリーは共産主義国家であった為西側諸国にはペレーニの存在は余り伝わってなかったです。しかし、ハンガリーは元々弦楽器奏者を多数輩出しており、現在では日本からも多くの学生が留学しています。

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F.メンデルスゾーン作曲:ピアノトリオ第2番二短調より第2楽章
演奏:R.ブフビンダーpf、J.スークvn、J.シュタルケルvc

メンデルスゾーンはピアノトリオを2曲書いていますがこの第2番はピアノトリオの名曲の中でも有名でよく演奏されます。中でも第2楽章はとても美しいメロディで素晴らしい楽曲です。
ウイーン生まれのブフビンダーとプラハ生まれのスーク、ブダペスト生まれのシュタルケルと東ヨーロッパで生まれた3人が美しいハーモニーを作り上げています。

10/16 OA楽曲とコメント

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G.フォーレ作曲:シシリエンヌ
演奏:藤原真理vc

藤原真理さんも大阪のご出身。それも、僕が最後に住んでいた北畠の住人でした。当時はチェロの技術を体系化してたのは斎藤秀雄さんのみで多くの人が斎藤秀雄さんの本に殺到していました。藤原真理さんのお父さんもその1人で娘を世界的に通用するチェリストにすべく毎週東京までレッスン通わせてましたが、とうとう一家は娘のために東京に引っ越ししてしまったのです。それも桐朋学園のすぐ横で真理さんは現在そこにお住まいです。
それだけの事をしてチャイコフスキーコンクールで第三位という成績を収めました。
親子鷹ですね。

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バッハ作曲「コーヒーカンタータ」
Christopher Hogwood 指揮
The Academy Of Ancient Music

10/9 OA楽曲とコメント

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J.S.バッハ作曲:アダージョ
演奏:M.ロストロポーヴィチvc、ヘルベルト・タケチ(オルガン)

チェロとオルガンの合奏と言うのは珍しい組み合わせです。オルガンは幼稚園によく有った足で踏んで空気を送るオルガンなら合奏は容易なんですが、オルガンと言うのは大体キリスト教会に据え付けられていてそこに行かないと演奏出来ません。オルガンを演奏する位置も大抵音が出る所から離れていて合奏の相手は更にオルガン奏者の近くに場所を決めます。そうすると大抵聴衆からかなり遠いところで演奏するという事になります。
ですからオルガンとデュオ曲を演奏する事は稀な事になっています。
それだけにCDなどへの録音も少なく穴場といえます。亡くなったロシアの人気チェリスト ロストロポーヴィチがオルガンを相手に朗々とチェロを鳴らしています。

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デイビッド・ベイカー作曲:Singer of Songs
演奏:ヤーノシュ・シュタルケルvc、ジョージ・ガーバー(パーカッション)

クラシックの作曲家がジャズの巨人達に捧げたクラシック風のジャズ。いや、ジャズ風クラシックかも。それを名人のシュタルケルが演奏してます。貴重な録音ですね。

10/2 OA楽曲とコメント

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E.グラナドス作曲:間奏曲、歌劇ゴエスカスより
演奏:Y.シュタルケルvc練木繁夫pf

グラナドスはこの歌劇のニューヨーク初演に立ち合うためアメリカに行きましたが帰ろうとした時にウイルソン大統領から宴席を招待されたため予定を変更して帰りましたが、その船はロンドン経由で帰国するんですがロンドンからバルセロナへの大西洋上でドイツのUボートに撃沈され自身は救命ボートに救助されたのですが海に放り出されや奥さんを助けようと飛び込んでそのまま上がってこなかったと言う悲劇的な最期でした。

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山形由美さん演奏
アダン作曲「永遠のジゼル」

先週に引き続き、ゲストはフルート奏者の山形由美さんでした。
二週にわたって、たくさんお話しいただきました。
バレエに熱中されていた頃のお話、那須のお話、ご自身で手作りされたフルートケースのお話などが印象的でした。
お送りしたのは30周年記念アルバム「Eternally~永遠のジゼル~」より、アダン作曲「永遠のジゼル」でした。
バレリーナスタイルの素敵なジャケットにもご注目ください。