月別アーカイブ: 2017年5月

5/28 OA楽曲とコメント

イタリア弦楽四重奏団

J.ブラームス作曲:ピアノ5重奏曲より第4楽章
演奏:マウリツィオ・ポリーニpfイタリア弦楽四重奏団

当代一番のピアニスト、ポリーニとイタリアの代表カルテットのイタリアコンビでのドイツ音楽です。よく歌う演奏でイタリアの良さが出てると思います。また、ポリーニが外れそうなアンサンブルを引き締めています。こう言う歌うブラームスも素晴らしいと思います。

ビーチャム

E.グリーグ作曲:ペールギュント組曲より「朝」
演奏:トーマス・ビーチャム指揮ロイアルフィルハーモニー管弦楽団

ビーチャムはビーチャム製薬という現存するイギリス大手の製薬会社の御曹司で豊富な資金を注ぎ込んでイギリス音楽会に多大な貢献をしました。音楽は独学でしたが金持ちの道楽ではなく非常に素晴らしいものです。

5/21 OA楽曲とコメント

アルバンベルク

W.A.モーツァルト作曲:弦楽四重奏曲第13番ト長調第1楽章
アルバン・ベルク弦楽四重奏団

アルバン・ベルク弦楽四重奏団はウイーンフィルのメンバー達で結成されたカルテットです。ウイーンのカルテットと言えばバリリカルテットとかウイーンコンチェルトハウスカルテットを思い出しますがいずれもファーストヴァイオリンの個性が全体を支配してる傾向にあります。そしてよく歌います。
しかし、アルバン・ベルクカルテットはガッチリと音楽を構成として捉えております。その点アメリカのブタペストとかジュリアードカルテットの流れの上に有ります。そして、良く歌います。長い間現代を代表するカルテットという評判を獲得してました。

ベートーベン交響曲5番

L.V.ベートーベン作曲:交響曲第5番ハ短調運命第1楽章
演奏:フランツ・コンヴィチュニー指揮ライプツィッヒゲバントハウス管弦楽団

ベートーベンの名曲運命。コンヴィチュニーはゲバントハウス管弦楽団で音楽生活のスタートを切ったのですが、その時の指揮者がフルトヴェングラーだったんです。それで彼はフルトヴェングラーの指揮のやり方を学び自分の指揮に取り入れました。フルトヴェングラーといえば分かりにくい指揮をした事で有名ですが、コンヴィチュニーもそうだった様です。しかし、彼の演奏はスッキリとしかし豪快です。

5/14 OA楽曲とコメント

クリーブランド

M.ラヴェル作曲:弦楽四重奏曲
演奏:クリーブランド弦楽四重奏団

カザルスが常連で出ていたマールボロ音楽祭で顔を合わせて4人で結成したカルテットです。
ブダペストSQとかジュリアードSQ等アメリカではウイーン風のファーストVnに引っ張られるような演奏から4人が均等なバランスを保つ演奏スタイルを確立しましたが、クリーブランドSQは更にアクセントとか早いテンポ設定等現代感覚に訴える演奏をして人気をはくしました。

ミュンシュ

L.V.ベートーベン作曲:レオノーレ序曲第3番
演奏:シャルル・ミュンシュ指揮ボストン交響楽団

ベートーベンは唯一のオペラ「フィデリオ」のために序曲を4曲も書きました。出来上がっても暫く考えて更に良いものをという事でこんなに書いたんです。結局、現在フィデリオ序曲として演奏されるものを正式な序曲としました。不採用の3曲はそれぞれ独立した演奏会用序曲として結局フィデリオ序曲よりも演奏機会が多い様です。
ミュンシュはフランス人と言いますがアルザス地方の生まれでドイツとの国境の出身でドイツ音楽を得意にしていました。

4/30 OA楽曲とコメント

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F.シューベルト作曲:弦楽四重奏曲第14番二短調「死と乙女」第2楽章
演奏:フェルメール弦楽四重奏団

シューベルトが作曲した15曲のカルテットの最高傑作です。この曲は「死と乙女」というタイトルが付いていますがそれはこの第2楽章がやはりシューベルトが作曲した歌曲「死と乙女」の主題を元に変奏曲にしているところから名付けられました。ピアノ5重奏曲で「鱒」と名付けられた曲も歌曲から主題を頂いて変奏曲にしたものです。一つの曲を何回も使い回すのが上手ですね。シューベルトは。
でも、使い回したくなるほど綺麗なメロディですね。第2変奏はチェロが主役なんです。
フェルメール弦楽四重奏団は第1ヴァイオリンのサミュエル・アシュケナージが中心のカルテットです。彼は最初ソリストとして様々なコンクールを制覇し華々しくデビューしましたがその後突然室内楽に転向します。ソロと室内楽では音の出し方も違えばいろいろ違う点が有るんですが彼はそれを克服して見事室内楽奏者として成功しています。

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近衛秀麿作曲:ちんちん千鳥
演奏:水谷川優子vc

水谷川さんのお爺様が日本のオーケストラの生みの親というか父というか日本にまだオーケストラがいくつかしかない時にドイツに渡って指揮法を勉強して日本のオーケストラの育成に努められた日本における西洋音楽の草分け的存在です。
お爺様が作曲された曲をお孫さんが演奏する。何とも暖かく微笑ましい限りです。