月別アーカイブ: 2017年8月

8/27 OA楽曲とコメント

コチアン

J.ブラームス作曲:弦楽6重奏曲第1番変ロ長調
演奏:コチアンカルテット他

この曲は来年10月にシュターミッツSQをお呼びして僕らと共演予定曲です。ブラームスの若い頃の作品で、ブラームスらしくも青年の気概を感じられる名曲です。そして普段余りメロディを引く事がないヴィオラ、チェロに良い所が一杯有ります。聴いていても弾いても素晴らしい曲ですね。

ショルティ

F.メンデルスゾーン作曲:交響曲第4番「イタリア」
演奏:ゲオルグ・ショルティ指揮イスラエル交響楽団

メンデルスゾーンは短い人生の中で大変忙しくせわしく生きた人です。イタリアやイギリスによく旅行しこの曲はイタリア旅行中に作曲しました。第3番「スコットランド」ではスコットランドらしい暗い落ち着いた雰囲気を表現してましたが、この曲ではイタリアらしく弾ける様な明るさで曲が始まります。ショルティはキビキビとよく表現してると思います。

8/20 OA楽曲とコメント

シュターミッツカルテット

A.ドヴォルザーク作曲:「糸杉」
演奏:シュターミッツSQ

丁度、プラハでこのシュターミッツSQと来年東京で公演する予定のブラームスの弦楽6重奏を練習してきたばかりです。彼らの演奏はファーストVnを中心にしつつも外声のチェロのヘイニーさんが常に全体を支えていますし、創立以来のメンバーであるセカンドVnのケクラさんとヴィオラのプルシュカさんがその音楽の司令塔の様な役割を果たしていて、今や失われつつあるウイーンコンチェルトハウスSQやバリリSQの様な歌うカルテットの後継者でも有るなあと思います。

ロリンマゼール

P.I.チャイコフスキー作曲:交響曲第4番
演奏:ロリン・マゼール指揮ウイーンフィルハーモニー管弦楽団

ロリン・マゼールは若い頃からヴァイオリンに指揮に才能を発揮しお陰で若い頃からウイーンフィルを指揮しレコードに残しています。切れ味の鋭いダイナミックな指揮で颯爽と指揮している様子が伝わって来ます。
また、ウイーンフィルの団員からも支持を受けていました。

8/13 OA楽曲とコメント

春の祭典

I.ストラビンスキー作曲:春の祭典
演奏:イゴール・マルケヴィチ指揮フィルハーモニア管弦楽団

音楽も古典派からロマン派と続いて近代に入り不協和音も楽曲の中に取り入れられて来ましたがストラビンスキーがこの曲をパリでピエール・モントーの指揮で初演した時には物凄い反響が有りました。
演奏が終わって拍手と共に大ブーイングが起きたんです。そして、観客同士がこの曲を巡って会場で賛否に分かれて論戦が繰り広げられました。テーマからして今迄取り上げられなかった原始の風景ですし、強烈で目まぐるしく変わる拍子、不協和音。しかし、ストラビンスキーが表現したかったのは、人間の根源。文明的な物を全て廃して素の人間の営みだったと思います。

竹花加奈子「ひとりの時間」

竹花加奈子作曲:チェロの小品「ひとりの時間」

竹花さんはスペインでのルイス・クラレットさんの本で研鑽を積んで帰国され最初の頃は1人チェロ演奏家として活動されて来られましたが、最近自分で作曲されそれを演奏される事が多くなって来ました。
スペイン留学中に身体に入ったスペイン風の曲も書いておられますが、特に最近は和の心を音楽にしたものが増えて来ているように思います。
モーツァルトでもベートーベンでも昔の作曲家は自分で作曲して自分で演奏し、それを聴いた人達がその楽譜を買って演奏しそれが広まって行きました。
竹花さんの作品も多くの人達によって演奏され広まって行くと思います。

8/6 OA楽曲とコメント

ベルリオーズ

H.ベルリオーズ作曲:交響曲イタリアのハロルド
演奏:指揮ヘルマン・シェルヘン、ロンドンフィルハーモニー管弦楽団

ベルリオーズはヴァイオリンの名手パガニーニの演奏に接し彼のために
ヴィオラを独奏とした交響曲を書きました。しかし、ヴィオラの音楽上の扱いが完全なソロで無く
オーケストラの中の独奏扱いに見え演奏しなかったそうです。
幻想交響曲を書いたベルリオーズらしいダイナミックな作品なのですがなるほど、ヴィオラの超絶技巧は出て来ませんね。でも、素晴らしい曲である事には変わりはないですね。

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竹花加奈子作曲・演奏
チェロソナタ「竹取物語」より第1楽章

竹花さんと出会ったのはスペイン・バルセロナで彼女がルイス・クラレットさんについてチェロを習っておられた時でした。随分前です。それが、ふとしたきっかけで僕の親友で後輩の建築家である斎木さんと結婚されて二重の知り合いになりました。最近彼女は作曲を積極的に行い、日本的なメロディを使って日本の心を表現しています。今度のリサイタルでは書家の本田蒼風さんと共演されます。
楽しみです。

7/30 OA楽曲とコメント

ハンプトン

作曲・演奏:ハンプトンカルテット
ロール・オーバー・ベートーベン

カルテットと言えばクラシック音楽でも最もクラシック的な分野ですが、カルテットでポピュラーを演奏する、と言うのが流行っています。以前番組にゲスト出演してくった1966カルテットはピアノ+ヴァイオリン2+チェロという編成ですがビートルズの曲を演奏し好評を得ておられます。
このハンプトンカルテットはクラシック音楽で聞いたことがあるメロディを何処かに挟んだりしています。ベートーベンをパロディ化しています。

ドラティ

B.バルトーク作曲:管弦楽のための協奏曲
演奏:アンタル・ドラティ指揮ハンガリー州立管弦楽団

バルトークはナチスがハンガリーにも侵食してきたのでアメリカに脱出しました。ハンガリーからアメリカに移ってきた音楽家はライナー、オーマンディ、シュタルケル等沢山居て彼等は同郷の作曲家であるバルトークを経済的に助けました。
この曲はオーケストラの各パートがソロを弾けるように書かれており日頃裏方に徹している楽器にも光が当てられています。