月別アーカイブ: 2017年10月

10/15 OA楽曲とコメント

ます

F.シューベルト作曲:ピアノ五重奏曲イ長調「鱒」
演奏:エンドレス弦楽四重奏団 ピアノ ウオルフガング・サバリッシュ

シューベルトの歌曲「鱒」のテーマを3楽章に変奏曲として作られた曲です。全楽章とも明るく溌剌とした楽しい曲です。
ピアノを担当しているサバリッシュはN響の指揮者としても日本に馴染みある人ですがピアノがとても上手いです。セルやワルター、ショルティも上手かったですが指揮者の弾くピアノはアンサンブルの場合良く全体を把握して弾くので自分だけ突出したりする事が有りません。とても爽やかな演奏だと思います。

田園

L.V.ベートーベン作曲交響曲第6番「田園」
演奏:ロジャー・ノリントン指揮ロンドンクラシカルプレイヤーズ

有名なベートーベンの田園ですが古楽器奏法で演奏すると随分印象が異なりますね~。弦楽器の弾いてる弓はパガニーニ以前の弓で本当の武器の弓の様に反っていました。それで弓の先に来ると音が抜けてしまうんです。現代の弓だもそう弾けばそういう音になるんですが常に意識してないといけないんですね。バロックの弾き方は一音一音切って弾いてる様に聴こえるのはその為です。音符の最後が切れるので全体にスッキリと聴こえるます。

10/8 OA楽曲とコメント

ヴラフ

L.V.ベートーベン作曲:弦楽四重奏曲第14番嬰ハ短調
演奏:ヴラフ弦楽四重奏団

名ヴァイオリニストであったヴラフが組織した弦楽四重奏団です。良くも悪くもヴラフに依存する事が多いです。しかし、ウイーンコンツェルトハウスSQやバリリSQのようなカンパー、バリリ独特の歌い方は有りません。より近代的な演奏スタイルと言えます。引退したヴラフの後を継いだのは彼の娘さんでした。娘さんの旦那さんがスエーデン出身のチェリストでエリックソン先生、(実は僕が音大の研修旅行でプラハに行った時に習った先生です。)かれも入ってニューヴラフ弦楽四重奏団として現在も活躍しております。

ケルテシュ

W.A.モーツァルト作曲:レクイエム
演奏:イシュトヴァン・ケルテシュ指揮ウイーンフィルハーモニー管弦楽団

この曲はモーツァルトが亡くなる直前に書かれた最後の作品で未完成です。現在演奏されているのは弟子のジュスマイヤーによって書かれたものを繋いだものです。
恐らく死を覚悟したモーツァルトが悲しみや怒りやらの感情を超えた悟りの境地が伺えます。

10/1 OA楽曲とコメント

ロート

W・A・モーツァルト作曲:弦楽四重奏曲18番イ長調
演奏:ロート弦楽四重奏団

ロートカルテットはハンガリー人のロートさんが作ったカルテットです。戦後このカルテットがマーキュリーレコード専属になってから、レコード会社からその時に売り出していたシュタルケルをチェロに使ってはとの示唆を貰いそれ以後シュタルケルがチェロを務めていました。お陰で彼の人気に乗ってロートカルテットのレコードは良く売れたそうです。シュタルケルの演奏は豪快では有りますが、内省的で室内楽に向いてるように思います。
このモーツァルトの演奏はまさに端正なもので彼に負うところが多いと思います。

バッハ ブランデンブルグ

J.S.バッハ作曲:ブランデンブルグ協奏曲第6番
演奏:カール・ミュンヒンガー指揮シュトゥットゥガルト室内管弦楽団

1970年頃バロックブームがやって来てこの楽団やイ・ムジチ合奏団などが人気を得ていました。クラシックでも流行り廃りは有って、その当時イ・ムジチのヴィヴァルディの四季は何百万枚もレコードを売って記録になっていました。
そのライバルだったのがミュンヒンガーでした。イ・ムジチはイタリアバロックが上手でミュンヒンガーはドイツバロック特にバッハが得意で非常に落ち着いた演奏です。