月別アーカイブ: 2018年1月

1/28 OA楽曲とコメント

デンマーク弦楽四重奏団
C.ドビュッシー作曲:弦楽四重奏曲
演奏:デンマーク弦楽四重奏団

ロマン派の時代に音楽の中心はドイツ-オーストリア圏の中心ウイーンとフランス音楽の中心パリでした。ドイツ圏の音楽が交響曲や協奏曲などの古典派が築いた形式を守り拡大して音楽を作って行きました。弦楽四重奏曲も古典派のソナタ形式に則って書かれ名作が色々有ります。フランス音楽は形式よりも印象とか新しいハーモニーの美しさを追求したので弦楽四重奏曲は数も少なく名作も多くありません。そんな中でこのドビュッシーとラヴェルの弦楽四重奏曲は傑出した出来栄えでフランス音楽史上の残る名作です。
デンマークの名四重奏団がこの美しいカルテットを美しく演奏しています。

ポールパレー

R.ワーグナー作曲:歌劇「ローエングリン」第3幕への前奏曲
演奏:P.パレー指揮デトロイト交響楽団

パレーは生粋のフランス人なんですがドイツ音楽を得意にしていて人気が有ります。
彼の演奏スタイルは豪快で細部にあまり拘る事なくグイグイと進んで行きます。ワーグナーなんかも得意にしていてよくレコーディングしていました。残念な事にオペラを演奏する事はあまり無かったようです。

1/21 OA楽曲とコメント

メディティ

M.ラヴェル作曲:弦楽四重奏曲
演奏:メディティ弦楽四重奏団

弦楽四重奏曲というジャンルは音楽のハーモニーの基礎を作るものです。従ってハーモニーの論理性を重視するジャンルです。という事からドイツ-オーストリア音楽では盛んにこのジャンルが書かれましたがフランス音楽ではサンサーンス、フォーレ以後そんなに沢山は書かれていません。そして名曲と言われている作品も多くありません。そんな中でこのラヴェルと先輩のドビュッシーの弦楽四重奏曲は近代の弦楽四重奏曲としては独墺のロマン派の作品群と比べても出色の作品で現代でも多く演奏されています。
演奏しているメディティ弦楽四重奏団はこの曲を雰囲気で表現するのではなく正確に演奏しています。

ムーティ

K.オルフ作曲:「カルミナ・ブラーナ」
演奏者:リッカルド・ムーティ指揮フィルハーモニア管弦楽団

この曲を最初に聴いた時ビックリしましたね。なんだこの曲は!と思いました。最初にオーケストラの全奏で突然フォルテシモで爆発し、その後ピアニシモでオーケストラが原始的なリズムを刻む中、合唱がユニゾンで原始人達が祭壇で祈を捧げてるような情景が浮かんで来ます。
ストラヴィンスキーは春の祭典を作曲した際にはこの曲を参考にしたに違い無いです。
演奏はイタリア人のムーティです。

1/14 OA楽曲とコメント

ションピ

L.V.ベートーベン作曲:弦楽四重奏曲第10番「ハープ」
演奏:ションピ弦楽四重奏団

ベートーベンの中期のカルテットの傑作ハープです。中期のカルテットではラズモフスキー公爵に献呈した3つのカルテットがどれも傑作で良く演奏され、人気も有りますがそれに対してハープの人気は今一つです。
ハープと名付けられたのは曲中でチェロ–ヴィオラ–ヴァイオリンとピッチカートで順番に演奏する部分がよく出て来てそれがハープで演奏している様に聴こえるところから名付けられています。
中期のカルテットは全体に長調の曲でも重苦しく激しく深刻なのに対してこの曲は楽天的で朗らかです。
名人ヴァイオリ二ストのションピ引きいるカルテットが非常に美しく演奏しています。

マズア

L.V.ベートーベン作曲:ミサ・ソレムニス
演奏:クルト・マズア指揮ニューヨークフィルハーモニー管弦楽団

ベートーベンは声楽曲も沢山書いているんですが宗教曲は余り手掛けていません。オペラも同様でフィデリオと言うのを一つ書いただけです。この曲(フィデリオ)はその頃上演されていたドニゼッティなどのオペラと比べて、つい口ずさみたくなる様なメロディがあるわけでも無く余り人気が有りません。ミサ・ソレムニスも通常のミサ曲がキリスト教の宗教行事に使われる目的で書かれているのに対してこの曲はコンサートで演奏される様に書かれています。
クルト・マズアは東西冷戦時代の東側の指揮者でしたが東ドイツにいた時には余り目立った活躍は有りませんでした。共産主義国家が続々と崩壊してそのお陰でニューヨークフィルの常任指揮者になってから有名になりました。

1/7 OA楽曲とコメント

公開録音写真3

2018年初の放送となった今回も、
昨年12月17日に行われた公開録音の模様をお送りしました。

公開録音コンサートで1曲目に演奏されたエルガー作曲「愛の挨拶」、
そしてアストル・ピアソラ作曲「リベルタンゴ」をお聴きいただきました。

公開録音の中の「アンケートコーナー」では、リスナーさんでもあるお客様に
事前に記入いただいたアンケートを元に、お客様とふれあいつつトークをしました。

アンケートは本当にたくさんの方が記入してくださいました。
全てご紹介はできませんでしたが、書いてくださった皆様、ありがとうございました!

嬉しそうにトークに応じてくれる方や、ユニークな質問を考えてくれた方など、
みなさまのおかげで楽しいトークコーナーになり感謝です。

また次回の公開録音でお会いしましょう。そして
今年もよろしくお願いします!

12/31 OA楽曲とコメント

公開録音2017 2

2017年最後の放送は大晦日、12月31日でした。
今回も、12月17日に行われたこの番組の公開録音での演奏をお届けいたしました。
日本の歌謡曲も演奏された公開録音でしたが、
今回の放送でお聴きいただいたのは、「いい日旅立ち」「時代」そして「川の流れのように」の3曲でした。
ピアニストの原田さんも好きで思い出がある曲たちだそうです。
「川の流れのように」は、住野さんが今までの人生を川に例えてお話しする場面もあったように
大切に演奏されている曲だと思います。
一年最後の日にチェロで癒されていただけましたでしょうか?
2018年も「cello気分」をどうぞよろしくお願いいたします!