月別アーカイブ: 2018年3月

3/25 OA楽曲とコメント

IMG_1621スッぺ

リーダースダイジェストの家庭名曲集より
スッペ作曲歌劇「詩人と農夫」序曲

演奏:アレキサンダー・ギブソン指揮新ロイアルフィル
スッペの歌劇は戦前、関東大震災前に浅草オペラは非常に流行りまして、蕎麦屋さんの出前持が蕎麦を自転車で届ける時などオペラの一節をうたってと言うくらい流行しており随分上演されたようです。
しかし、本格的なオペラが紹介されるとこういう喜劇で軽いオペラは廃れました。そんな中でもこの序曲は演奏会で良く演奏されました。しかし、近年はそれも滅多に演奏される事が有りません。
子供の頃は何も知らずこのレコード全集を買って貰いましたが、色々なレコードを聞いたり雑誌を読むとこの全集は有名な指揮者やオーケストラが演奏してなくガッカリしてたんです。後年、この全集を聴き直すと演奏も素晴らしく録音も大変良いものでした。評論家や人の話を鵜呑みにしてはいけない。自分の耳と感性を信じる事が大切だと思っています。

IMG_1620クライスラー

F.クライスラー自作自演
愛の喜び

クライスラーはウイーンで活躍し後年アメリカで不動の地位を築きました。
彼は天才でヴァイオリンだけでなく作曲も沢山の名曲を残しました。音楽以外でも何ヶ国語も話せたり絵も小説も上手であったそうです。趣味の手品の腕前もプロ並みでこういう逸話が残っています。アメリカで世界的なヴァイオリニストとして評価が確立してからの話です。余興に手品を披露した或るパーティが終わって1人の紳士がクライスラーに近づいて自分のパーティで腕前を披露して欲しいと申し込みしたところ彼は本職のヴァイオリンの演奏だと思って快諾し当日ヴァイオリンのケースを持って現れると頼んだ人がビックリして「貴方はヴァイオリンも弾かれるんですか?」と言ったらしいです。

3/18 OA楽曲とコメント

ブルーノワルター

W.A.モーツァルト作曲:交響曲第40番
演奏:ブルーノ・ワルター指揮コロンビア交響曲楽団

モーツァルトは41曲も交響曲を書きましたが短調の曲は極少なく、モーツァルトの1番優れたとされるト短調は僅か2曲しか有りません。その中でもこの40番はモーツァルトの交響曲での最高傑作とされる名曲です。
ワルターはユダヤ人であるためヨーロッパを追われアメリカに渡り、ニューヨークフィルの常任指揮者になりましたが演奏中に心臓病で倒れました。そして気候の良いロサンゼルスに移って静養していましたがコロンビアレコードはそれを追いかけ、全てワルターの都合、病状に合わせてステレオ録音を行いました。オーケストラも彼のために編成しました。

ウィニアフスキー

ウィニアフスキー作曲:レジェンド
演奏:ダビッド・オイストラッフvn

オイストラッフは当時のソ連が産んだ戦後最大のヴァイオリニストです。彼の美点は何と言ってもそのストラディバリから紡ぎ出される音色です。キツすぎず甘過ぎず、ボウイングは滑らかで、その芸風は彼が亡くなるまで維持されました。彼のヴァイオリンは王の風格が有りました。

3/11 OA楽曲とコメント

IMG_1496トスカニーニ

J.ブラームス作曲:交響曲第4番
演奏:A.トスカニーニ指揮NBC交響楽団

NHKFMでこの曲を聴いて良い曲だと思って直ぐにレコード屋さんに駆け込みました。FMでやってたのがトスカニーニで、僕は他の人の演奏を聴いたことがないので自動的にこのレコードを注文しました。もし色々他のレコードを聴いていれば他の人を買ったかも知れませんね。しかし、聴けば聴くほどトスカニーニの演奏は素晴らしい事が分かって来ました。情緒に溺れる事なくダイナミックな演奏です。

IMG_1499ハイフェッツ

F.シューベルト作曲:アベマリア
演奏:ヤッシャ・ハイフェッツ

ハイフェッツは20世紀を代表する最高のヴァイオリ二ストだと思います。
アベマリアという曲はもともと歌曲です。歌詞が有ると言うことは聴く人にその音楽の理解に大いに助けとなります。器楽は歌詞が無いので音楽表現だけで理解して貰わなくてはならないので余計に難しいと思います。技術的には優しい曲ですがハイフェッツの輝きに溢れた音とボーイングで本当に祈る心が表現されています。

3/4 OA楽曲とコメント

シュカンパ

B.スメタナ作曲:弦楽四重奏曲第2番よりポルカ
演奏:シュカンパSQ

スメタナは晩年耳鳴りに悩まされてました。作曲家にとってベートーベンのように耳が聴こえなくなったりスメタナは絶えず高~い音が鳴ってたらしいですよ。耳は商売道具ですからね~。それでもスメタナは作曲を止めなかったんです。作曲をしないスメタナはスメタナじゃないと言う気概が伝わってきます。
演奏は世界的に一世を風靡したスメタナSQを先生に研鑽を積んだシュカンパSQです。

ギュンターヴァント

A.ブルックナー作曲:交響曲第8番第4楽章
演奏:ギュンター・ヴァント指揮北ドイツ交響楽団

ブルックナーはオーストリー、リンツの郊外にあるザンクト・フローリアン教会の近くで生まれ、少年時代は聖歌隊として成長してからは作曲家として成功するまでザンクト・フローリアン教会のオルガニストをしていました。彼の主要作品はこの教会の響きが元になってますね。特に彼の交響曲はコンサートホールではなく、教会のような響きの豊かなところで演奏されるべきだと思います。