7/23 OA楽曲とコメント

F.メンデルスゾーン作曲:弦楽四重奏曲変ホ長調より第4楽章フーガ
演奏:バルトルディ弦楽四重奏団

メンデルスゾーンは弦楽四重奏曲にフーガをよく使っています。フーガはハイドン以後の古典派の楽曲ではあまり見られません。3声、4声のメロディーが始まりをずらして書かれておりそれぞれ独立した音楽で有りながら一緒に聴いても調和しているんです。聴き手は頭の中でチャネルを切り替えながら記憶と合わせて聴いています。古典派以後ロマン派はメロディーに対して和音でメロディーを支える構造が多いです。メンデルスゾーンは自分の勉強の為にバッハとそのフーガを研究しました。その習作がこの作品です。

バルトルディ

A.ドヴォルザーク作曲:交響曲第8番第3楽章
演奏:ラファエル・クーベリック指揮バイエルン放送管弦楽団

悲運の指揮者ともいうべきクーベリックの一番の功績はこのバイエルン放送管弦楽団を一流に仕上げた事でしょう。音楽家には政治は関係無いという人も居ますが表現の完全な自由が確保されないと音楽家には創作意欲が湧きません。クーベリックはナチを嫌い、共産主義を嫌って自由諸国に活動を移しましたが漸くミュンヘンのバイエルン放送管弦楽団で花が咲いたと思います。素晴らしい演奏ですね。

クーベリック