9/17 OA楽曲とコメント

ヴィオッティ

セザール・フランク作曲:ピアノ5重奏曲へ短調
演奏:ジャン・ユボー(ピアノ)ヴィオッティ弦楽四重奏団

フランクはベルギー出身の作曲家です。作曲家として有名になるまでは教会のオルガニストをしており、彼の有名な交響曲もどこかオルガンの響きを思い出させます。ピアノ5重奏という分野は多くの有名作曲家が手掛けており、名曲も沢山あります。シューマン、ドボルザーク、ブラームス、ショスタコーヴィッチと並んでフランクは五大ピアノ5重奏の一つに数えられてます。ハイドン、モーツァルト、ベートーベンなどの古典派の作曲家に少ないのはピアノの発達がまだ未成熟だったからと思われます。弦楽器の音量は1700年代からあまり変わらないのに対してピアノの音量は小さく、古典派のピアノトリオなどではピアノの低音を補強する為に
チェロが使われていました。シューマンの頃からピアノの音量は大きくなり弦楽四重奏充分対抗出来るところまで改良され次々と名曲が生まれたものと思います。ピアノ5重奏曲はピアノ対弦楽四重奏という協奏関係があります。ヴィオッティ弦楽四重奏団は各パートの音が明確で曖昧なところが無く、素晴らしい演奏だと思います。

ズービンメータ

リヒャルト・シュトラウス作曲:交響詩「英雄の生涯」
演奏:ズービン・メータ指揮ロサンゼルス管弦楽団

リヒャルト・シュトラウスはリストやフランクが始めた交響詩という分野を追求し多くの名作を生んでます。演奏時間も後の方に行くに従って長くなっています。その中でこの「英雄の生涯」は、英雄というのは自分の事なんですね。自己陶酔の強い人ですね。自分の半生を褒めた曲がこの曲です。いろんな妨害に遭いながらも自分の才能と努力で音楽界をのし上がって行く様子が音楽にされています。メータの成功もシュトラウスと似ていて、この演奏のロサンゼルス管弦楽団の常任指揮者になった頃音楽的な絶頂を迎えます。まさに英雄が英雄の作品を演奏した例ですね。