2/11 OA楽曲とコメント

上海カルテット

E.グリーグ作曲:弦楽四重奏曲より第2楽章ロマンツェ
演奏:上海カルテット

東京カルテットと共に東洋を代表する弦楽四重奏団の上海カルテット。この2つの団体は母国で評価されて売り出したのではなくいずれもニューヨークで評価され母国に凱旋帰国したのです。共に母国でデビューしてたらあの様に絶賛されていたかどうか疑わしいです。
自分が判断できない時に他人の評価で判断する事は良く有りがちな事ですが、クラシック音楽後進国の日本では自分に自信が無いのか外国の評価に頼りっぱなしの様に思います。

オネゲル

A.オネゲル作曲:交響曲第5番「3つのレ」
演奏:G.ロジェストヴェンスキー指揮ソ連文化省交響楽団

フランス近代の作曲家オネゲルによる交響曲の最後の作品。ラヴェルから踏襲したのは曲想の明るさじゃ無いでしょうか?シリアスな曲でもどこか明るく、親しみ易く無いけれどもまた聴きたくなります。
ロジェストヴェンスキーはメリハリを効かせた指揮でパワフルに演奏しています。

2/4 OA楽曲

ニューヴラフ

ドボルザーク作曲 弦楽四重奏曲 第3番
ニュー・ヴラフ弦楽四重奏団 演奏

シノーポリ

ジュゼッペ・シノーポリ指揮
リヒャルトシュトラウス作曲
交響詩 ドンファン
ドレスデン歌劇場管弦楽団 演奏

1/28 OA楽曲とコメント

デンマーク弦楽四重奏団
C.ドビュッシー作曲:弦楽四重奏曲
演奏:デンマーク弦楽四重奏団

ロマン派の時代に音楽の中心はドイツ-オーストリア圏の中心ウイーンとフランス音楽の中心パリでした。ドイツ圏の音楽が交響曲や協奏曲などの古典派が築いた形式を守り拡大して音楽を作って行きました。弦楽四重奏曲も古典派のソナタ形式に則って書かれ名作が色々有ります。フランス音楽は形式よりも印象とか新しいハーモニーの美しさを追求したので弦楽四重奏曲は数も少なく名作も多くありません。そんな中でこのドビュッシーとラヴェルの弦楽四重奏曲は傑出した出来栄えでフランス音楽史上の残る名作です。
デンマークの名四重奏団がこの美しいカルテットを美しく演奏しています。

ポールパレー

R.ワーグナー作曲:歌劇「ローエングリン」第3幕への前奏曲
演奏:P.パレー指揮デトロイト交響楽団

パレーは生粋のフランス人なんですがドイツ音楽を得意にしていて人気が有ります。
彼の演奏スタイルは豪快で細部にあまり拘る事なくグイグイと進んで行きます。ワーグナーなんかも得意にしていてよくレコーディングしていました。残念な事にオペラを演奏する事はあまり無かったようです。

1/21 OA楽曲とコメント

メディティ

M.ラヴェル作曲:弦楽四重奏曲
演奏:メディティ弦楽四重奏団

弦楽四重奏曲というジャンルは音楽のハーモニーの基礎を作るものです。従ってハーモニーの論理性を重視するジャンルです。という事からドイツ-オーストリア音楽では盛んにこのジャンルが書かれましたがフランス音楽ではサンサーンス、フォーレ以後そんなに沢山は書かれていません。そして名曲と言われている作品も多くありません。そんな中でこのラヴェルと先輩のドビュッシーの弦楽四重奏曲は近代の弦楽四重奏曲としては独墺のロマン派の作品群と比べても出色の作品で現代でも多く演奏されています。
演奏しているメディティ弦楽四重奏団はこの曲を雰囲気で表現するのではなく正確に演奏しています。

ムーティ

K.オルフ作曲:「カルミナ・ブラーナ」
演奏者:リッカルド・ムーティ指揮フィルハーモニア管弦楽団

この曲を最初に聴いた時ビックリしましたね。なんだこの曲は!と思いました。最初にオーケストラの全奏で突然フォルテシモで爆発し、その後ピアニシモでオーケストラが原始的なリズムを刻む中、合唱がユニゾンで原始人達が祭壇で祈を捧げてるような情景が浮かんで来ます。
ストラヴィンスキーは春の祭典を作曲した際にはこの曲を参考にしたに違い無いです。
演奏はイタリア人のムーティです。

1/14 OA楽曲とコメント

ションピ

L.V.ベートーベン作曲:弦楽四重奏曲第10番「ハープ」
演奏:ションピ弦楽四重奏団

ベートーベンの中期のカルテットの傑作ハープです。中期のカルテットではラズモフスキー公爵に献呈した3つのカルテットがどれも傑作で良く演奏され、人気も有りますがそれに対してハープの人気は今一つです。
ハープと名付けられたのは曲中でチェロ–ヴィオラ–ヴァイオリンとピッチカートで順番に演奏する部分がよく出て来てそれがハープで演奏している様に聴こえるところから名付けられています。
中期のカルテットは全体に長調の曲でも重苦しく激しく深刻なのに対してこの曲は楽天的で朗らかです。
名人ヴァイオリ二ストのションピ引きいるカルテットが非常に美しく演奏しています。

マズア

L.V.ベートーベン作曲:ミサ・ソレムニス
演奏:クルト・マズア指揮ニューヨークフィルハーモニー管弦楽団

ベートーベンは声楽曲も沢山書いているんですが宗教曲は余り手掛けていません。オペラも同様でフィデリオと言うのを一つ書いただけです。この曲(フィデリオ)はその頃上演されていたドニゼッティなどのオペラと比べて、つい口ずさみたくなる様なメロディがあるわけでも無く余り人気が有りません。ミサ・ソレムニスも通常のミサ曲がキリスト教の宗教行事に使われる目的で書かれているのに対してこの曲はコンサートで演奏される様に書かれています。
クルト・マズアは東西冷戦時代の東側の指揮者でしたが東ドイツにいた時には余り目立った活躍は有りませんでした。共産主義国家が続々と崩壊してそのお陰でニューヨークフィルの常任指揮者になってから有名になりました。

1/7 OA楽曲とコメント

公開録音写真3

2018年初の放送となった今回も、
昨年12月17日に行われた公開録音の模様をお送りしました。

公開録音コンサートで1曲目に演奏されたエルガー作曲「愛の挨拶」、
そしてアストル・ピアソラ作曲「リベルタンゴ」をお聴きいただきました。

公開録音の中の「アンケートコーナー」では、リスナーさんでもあるお客様に
事前に記入いただいたアンケートを元に、お客様とふれあいつつトークをしました。

アンケートは本当にたくさんの方が記入してくださいました。
全てご紹介はできませんでしたが、書いてくださった皆様、ありがとうございました!

嬉しそうにトークに応じてくれる方や、ユニークな質問を考えてくれた方など、
みなさまのおかげで楽しいトークコーナーになり感謝です。

また次回の公開録音でお会いしましょう。そして
今年もよろしくお願いします!

12/31 OA楽曲とコメント

公開録音2017 2

2017年最後の放送は大晦日、12月31日でした。
今回も、12月17日に行われたこの番組の公開録音での演奏をお届けいたしました。
日本の歌謡曲も演奏された公開録音でしたが、
今回の放送でお聴きいただいたのは、「いい日旅立ち」「時代」そして「川の流れのように」の3曲でした。
ピアニストの原田さんも好きで思い出がある曲たちだそうです。
「川の流れのように」は、住野さんが今までの人生を川に例えてお話しする場面もあったように
大切に演奏されている曲だと思います。
一年最後の日にチェロで癒されていただけましたでしょうか?
2018年も「cello気分」をどうぞよろしくお願いいたします!

12/24 OA楽曲とコメント

2017公開録音1

12月24日のオンエアでは、この番組の公開録音コンサートでの、住野公一さんとピアニスト原田康子さんの演奏をお聴きいただきました。
クリスマスイブの放送ということで、お届けしたのは「ホワイトクリスマス」、シューベルトの「アヴェ・マリア」の二曲でした。

原田さんはラジオ公開録音に初出演ということで、最初は通常のコンサートとの
違いを感じてらっしゃる様子でしたが、さすが住野さんとは音楽の上で長い付き合い。
相性抜群で完成度の高い、素晴らしい演奏を聴かせていただきました。

出演者3人も思い切り楽しんだ公開録音でした。
来てくれた皆様にもその気持ちが届いていたら嬉しく思います…。

12/17 OA楽曲

ボロディン弦楽四重奏団

ショスタコーヴィッチ作曲
カルテット8番 第2楽章
ボロディン弦楽四重奏団 演奏

アルヘンタ

ニコライ・リムスキーコルサコフ 作曲
スペイン奇想曲
アタウルフォ・アルヘンタ指揮
スイスロマンド管弦楽団 演奏

12/10 OA楽曲とコメント

「公ちゃんの黄昏ドキはcello気分」
X’mas SPECIAL公開収録イベント開催決定!

☆☆☆ご応募は本日12月11日、24時までです!☆☆☆

日時:2017年12月17日(日)14:30開場 15:00開演
場所:甲府市川田町アリア・ディ・フィレンツェ「マイスターホール」
出演:住野公一・春ななみ ゲスト:ピアニスト原田康子

ご応募はFM FUJIのホームページからお待ちしています!

リンゼイ

J.F.ハイドン作曲:弦楽四重奏曲「ひばり」
演奏:リンゼイ弦楽四重奏団

ハイドンは長い間エステルハージと言う地方の殿様のお抱え音楽家として作曲していましたが、殿様が亡くなり後継の殿様は残念ながら音楽好きでなかったため予算削減の煽りを食って退職します。しかし、その頃になると音楽が徐々に大衆化し楽譜の出版でお金が入るようになってきました。
彼の作品はイギリスで人気があり、ザロモンと言う出版社の招きでイギリスに演奏旅行するんですが大好評でした。彼の作風がイギリス人に好まれた様です。ハイドンの作品には革新的なところも多々有りますが総じて穏健なところが好まれたのでしょう。
イギリスの団体リンゼイ弦楽四重奏団が上手く演奏しています。

シャルルデュトワ

チャイコフスキー作曲:交響曲第6番「悲愴」第2楽章
演奏:シャルル・デュトワ指揮モントリオール交響楽団

フランス人は結構ロシア音楽が好きで演奏も上手では無いかと思います。重くドロッとした所のあるロシア音楽をサラッと余り粘らずにする演奏も良いと思いますね。
カナダの首都にあるモントリオール交響楽団をアメリカ並みの一流のオーケストラに引き上げたのも彼の功績だと思います。